家族4人で「XREAL One Pro」を使ってみた “推し活”からガチの格ゲーまで、視野角57度の魅力(2/4 ページ)

» 2025年12月30日 12時00分 公開
[石井英男,ITmedia]
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内蔵3DoFで画面固定が可能 電子調光により透過率を変更できる

 XREAL One Proは独自開発の「X1チップ」を搭載し、デバイス単体での3DoF(3自由度)を実現している。これにより、表示画面を空間の任意の場所に固定できるのが大きな強みだ。

 画面を固定できないXREAL Air 2の場合、映像が常に視界の中央に追従するため、PCのセカンドディスプレイとして使うと実機の液晶画面と重なってしまう欠点があった。

 しかし、空間固定が可能な本機なら、実機の画面の上や横に仮想画面を配置し、視線を向けたときだけ確認するといった使い方が可能だ。実際にノートPCに接続して試したが、解像感も高く、サイズや表示距離を自由に変更できるため、なかなか快適な2画面環境を構築できた。

 XREAL One Proは電子調光機能が搭載されており、グラスの透過率を3段階に切り替えられる。透過率を最大にすれば周囲がクリアに見えるため、ノートPCなどとの2画面作業に最適だ。一方、透過率を最小に設定すれば外光が遮断され、映像への圧倒的な没入感が得られる。映画鑑賞などのコンテンツを楽しむ際は、この最小設定を活用するのがよいだろう。

photo XREAL One Proは電子調光機能を搭載し、透過率を3段階で切り替えられる。写真は最大透過の状態であり、周囲の状況を確認しながら作業するのに適している
photo 透過率を「中」に設定した状態。周囲の外光がかなり遮断されているのが分かる
photo 透過率を最小にした状態。視界が暗くなることで、映像への没入感は格段に向上する

 XREAL One Proはステレオスピーカーとマイクを内蔵しており、映画鑑賞だけでなくオンライン会議にも活用できる。スピーカーはBOSEが監修しており、せりふが聞き取りやすいのも大きな特徴だ。

 さらに、オプションの「XREAL EYE」(1万3980円)を装着すれば、6DoFへの対応と写真撮影機能が追加される。標準の3DoFでは画面との距離が常に固定されるが、6DoFであれば仮想空間内を自由に歩き回り、画面に近づいたり遠ざかったりといった前後移動が可能になる。この自由度の向上が、AR体験をよりリアルなものへと進化させている。

photo 筆者による装着例。サイズ感は良好であり、違和感のないフィッティングを実現している

HDMI出力のデバイスを接続できる

 XREAL One Proが標準で対応するのは、DisplayPort Alternate Mode対応のUSB Type-C端子を備えたスマートフォンやPCに限られる。しかし、サードパーティー製のHDMI→USB Type-C変換アダプターを併用すれば、HDMI出力機器も接続可能となり、利用範囲は大きく広がる。

photo HDMI→USB Type-C変換アダプターを用意すれば、HDMI出力対応機器もXREAL One Proに接続できるようになる
photo HDMI→USB Type-C変換アダプターの出力端子側

 これはUSB Type-C出力を持たないPCについても同様だ。HDMIやDisplayPortしか備えていない自作ゲーミングデスクトップPCで試したところ、こちらも正常な動作を確認できた。ただし、Nintendo Switch 2といったゲーム機は本体のソフトウェアアップデートなどで接続できるか否かが変わる自己責任となってしまうため、公式アクセサリー「XREAL Neo」の利用も検討したいところだ。

 オーディオ規格はUACとDPから選択可能だが、接続方法によって挙動が異なる。 スマートフォンやPCとUSB Type-Cで直接接続した際は、UAC/DPのどちらでも本体スピーカーから音声が再生された。しかし、HDMI→USB Type-C変換アダプターを介した場合は、DPに設定しなければ音声が出ないという制約があった。アダプター利用時に音が出ない場合は、まずこの設定を確認すべきだ。

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