今回のバックアップ/リストアにはフリーのバックアップツール「Macrium Reflect Free」を使用する。WindowsのVSS(ボリューム・シャドウ・コピー・サービス)に対応しており、Windowsを実行したままイメージバックアップが取得できる。フリー版とはいえ、非常に高機能なソフトウェアだ。
Paramount Spftware UK Limitedのサイトからダウンロードし、対象となる機器にインストールする。初回起動時にレスキューメディア(リストアツール)を作成するか聞かれるのでCD/DVD用ISOファイルを作成しておこう。
ダウンロードファイルをダブルクリックするとダウンローダーが起動する。「Select Installation Package」で「Free/Trial software」「Free」が選択されていることを確認して「Download」をクリック
レスキューメディアウィザードが起動。レスキューメディアではバックアップからの復元などが可能。「Change PE Version」をクリックするとベースとなるWindows PEのバージョンを変更できるレスキューメディア(ISOイメージファイル)の作成が完了したら、現在の状態でイメージバックアップを取っておこう。今回は以下のタイミングでバックアップを取得する。
なんらかの事情により、Windows10のアップグレードがうまくいかず、既存環境まで壊れてしまった場合のためのバックアップ。
Windows 10にアップグレードした後、なんらかの事情で1のイメージを用いてWindows 7/8.1にダウングレードしたものの、再度2016年7月29日以降にアップグレードするためのバックアップ。
今後しばらくはこの状態で利用することになるため、初期状態としてバックアップする。
バックアップをすぐに実行する(「Run this backup now」)にチェックが入っていることを確認して「OK」をクリック。「設定保存して再利用できるようにする(Save backup and schedules as an XML Backup Definition File)」は不要バックアップが完了したらWindows 10へのアップグレードを行おう。アップグレードが完了したら再度Macrium Reflectでイメージバックを取得する。前回とは異なるディレクトリ、もしくはファイル名で保存する。
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