週末のアキバ自作街で最も目立っていたのは、NVMe規格をサポートするPLEXTORのM.2 SSD「M8PeG-08」シリーズだ。容量別に4モデルあり、税込み価格は順に1TBモデルが5万円前後、512GBモデルが2万5000円前後、256GBモデルが1万4000円前後、128GBモデルが8000円前後。
シーケンシャル速度は1Bモデルがリード2500MB/秒、ライト1400MB/秒。256GBモデルがリード2000MB/秒、ライト900MB/秒となる。キャッシュ容量は1TBモデルのみ1024MBで、他は512MB。4モデルとも基板の上部をヒートシンクで覆っている。
NVMeタイプのM.2 SSDといえば、Samsungの「SM951」シリーズが2015年10月末から出回っているが、他社からの登場は今回が初めてとなる。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「速度も価格も信頼性も申し分ないライバルが登場したということで、今後価格競争が激しくなっていくでしょうね。超高速なSSDがどんどん買いやすくなっていく。その口火を切る製品だと思います」と語る。
他のショップからの評価も上々だ。別のショップは「以前から『いつ出るの?』という問い合わせをよくいただいていた製品で、待望中の待望といった存在です。潤沢に出回るのはもうちょっと先かもしれませんが、ロングヒットするポテンシャルがあると思います」と話す。
初回入荷分は多くのショップが週末までに売り切っており、ほとんどが次回入荷待ちという状況になっている。9月以降はヒートシンクなしのシリーズも投入される見込みがある。今後の入荷状況に注目していきたい。
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