「YOGA BOOK」は買い? 5万円台で未来を体験できる2in1タブレット(3/4 ページ)

» 2016年12月21日 07時00分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]
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sRGBの色域をほぼカバーする見やすい液晶ディスプレイ

 液晶ディスプレイのサイズは10.1型ワイドで、表示解像度は1920×1200ピクセル(WUXGA)に対応する。アスペクト比が16:10であり、コンシューマー向けに多い16:9のフルHDより縦の表示領域が広い点は手書き入力にも使いやすい。

 X-Riteのカラーマネジメントツール「i1 Display Pro」と「i1 Profiler」を利用して行った計測結果によると、色温度が7547K、輝度306cd/m2という結果で、色域はsRGB%カバー率92.7%、面積比93.9%と、ほぼsRGBの色域をカバーする。キャリブレーション補正カーブは波打っていて、明部でRGB各色ともに上方に補正されていた。

 このような傾向は他の製品でもバッテリー駆動状態での計測でみられることがある。YOGA BOOKはACアダプターと一緒にUSB接続のカラーマネジメントツールを接続できないため、バッテリー駆動状態で計測したことも影響したと思われる。RGBそれぞれのラインはほぼ重なっており、大きな破綻はないと言える。

YOGA BOOK 10.1型ワイド液晶デイスプレイは1920×1200ピクセルで約224ppi(pixels per inch:1インチあたりのピクセル数)と高精細だ。先進的な部分が多いYOGA BOOKだが、ディスプレイは狭額縁設計ではなく、やや厚い
YOGA BOOK i1Profilerで作成したICCプロファイルをPhonon氏制作の色度図作成ソフト「Color AC」にインポートして表示した。黒の点線がsRGBの色域、青の実線がYOGA BOOKの色域だ
YOGA BOOK i1 Display Proとi1Profilerでキャリブレーションを行った後の補正カーブ。RGBの各色はほぼ重なっているが、明部がかなり上方に補正されている
YOGA BOOK ステレオスピーカーは側面にある。音響ソフトウェアにDOLBYオーディオプレミアムを導入しており、小型軽量の2in1としてはなかなか迫力があるサウンドで、エンターテインメントコンテンツもしっかり楽しめる

軽量志向の2in1タブレットとして標準的な性能

 基本スペックについては、CPUはAtom x5-Z8550、メモリは4GBのLPDDR3、データスレージは64GBのeMMC、OSは64bit版Windows 10 Homeを搭載する。本体にはmicroSDメモリーカードスロット(SDXC対応)が内蔵されているため、microSDXCメモリーカードを使ったストレージの増量は可能だ。

 通信機能は、IEEE 802.11a/b/g/n/acの無線LAN、Bluetooth 4.0を装備する。軽量志向のタブレットとしては標準的な基本スペックで、特にコストダウンを感じる部分はない。ベンチマークテストの結果は以下に画面で掲載する。スペック通りの性能をきちんと発揮できている。

YOGA BOOK HWiNFO64の情報表示画面。CPU(SoC)は、開発コード名「Cherry Trail」世代のAtom x5-Z8550を採用する。メモリはLPDDR3を4GB、データストレージはeMMCを64GB搭載する
YOGA BOOK CINEBENCH R15の結果
YOGA BOOK CrystalDiskMark 5.2.0の結果
YOGA BOOK PCMark 8 Home Accelerated 3.0の結果
YOGA BOOK PCMark 8 Work Accelerated 2.0の結果
YOGA BOOK 3DMarkの結果
YOGA BOOK FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマーク(Direct X9、標準品質、1280×720、フルスクリーン)
YOGA BOOK WebXPRTの結果

バッテリーは実測11時間以上

 バッテリー駆動時間は、BBench 1.01(海人氏・作)を使い、無線LANで常時接続し、60秒間隔でのWebサイト訪問、10秒間隔でのテキスト入力を行う設定で計測した。Windows 10の電源プランは「バランス」で、バッテリー駆動時におけるディスプレイの輝度は40%で固定した。

 テスト結果は、バッテリー残量が5%になるまで、11時間22分動作した。公称値の約13時間には少し及ばないものの、十分な駆動時間だろう。

 ファンレス設計なのでファンの動作音はしない。発熱はクリエイティブパッドの底部が中心だが、室温23度の環境で高負荷時でも35度以下と気になることはなかった。

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