ベンチマークテストで性能をチェックしよう。評価機の構成は、CPUがCore i7-6900K、メモリが32GB(PC4-19200 8GB×4)、グラフィックスカードがNVIDIA TITAN X(12GB)×2(SLI)、データストレージが960GB SSD、OSが64bit版Windows 10 Homeという内容だ。テストは4K解像度(3840×2160ピクセル)環境で行なっている。
NVIDIA TITAN X(12GB)のSLIという究極構成だけに、3D描画系性能は強烈で、3DMarkのゲームマシン向けの標準テストであるFireStrikeではを30000に迫り、4K UHD解像度でテストするFireStrike Ultraで12000超、DirectX 12ベースの最新テストであるTime Spyの約15000だ。FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマークでも4K解像度の最高品質で15000超え、もちろん評価は「非常に快適」だ。
いずれもNVIDIA TITAN X搭載モデルのほぼ2倍、これまでに見たことも聞いたこともないスコアだ。並のハイエンドゲームマシンがフルHD環境で出すスコアを同等以上のスコアを4K環境でたたき出している。
Grand Theft Auto Vのベンチマーク結果でも3840×2160ピクセルで各シーンの平均fpsの平均が約120fps。4K環境での高画質プレイが現実的であることを示している。
Steam VR Performance Testの結果も当然ながら「VRレディ」。90fps以下に落ち込むフレームは0で、再現度も完璧なテスト結果を示している。
他のテストの結果も圧倒的だ。CINEBENCH R15のCPUスコアはCore i7-6700K搭載機の約2倍に相当する。PCで行なう一般的な作業をシミュレートする内容のPCMark 8もご覧のとおり。フラッグシップにふさわしい圧倒的なパフォーマンスだ。
これだけのハイエンドPCになれば動作音も爆音クラスをイメージするかもしれないが、実際の動作音はそうしたイメージからはほど遠い。アイドル時低負荷時も動作していることが分かる程度の音はするが、3D系のベンチマークテストを実行しても穏やかに上昇する程度にとどまる。季節的に室温が低いこともあろうが、PCケースのエアフロー効率の良さも影響しているのだろう。
前面最上部正面15cmの距離からの測定(室温19度、暗騒音32.2dB) | |
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アイドル時: | 38.2B |
低負荷時: | 38.2dB |
高負荷時(3DMark): | 42.8dB |
高負荷時(CINEBENCH): | 40.3dB |
マウスコンピューターのWebサイトでの直販価格は、総額で70万5024円(送料/税込み)。NVIDIA TITAN X搭載カード2枚に8コアのCPUと、超のつくハイエンドパーツをぜいたくに組み合わせ、特別なボディに収めている究極のシステムであり、トータルで得られる体験はまさに至高。これだけの対価を払うに値する(もっとも、これだけの価格を出せるユーザーは限られているが)。
他のベースモデルには、もう少し現実的な構成もある。NVIDIA TITAN Xカードを1枚搭載し、CPUが6コアのCore i7-6800Kとなる「プラチナモデル」ならば総額で42万4224円から購入できる。最強のNVIDIA TITAN Xと6コアCPUによるパフォーマンスに加え、高級感あふれる新設計ボディがもたらすトータル体験は、並のハイエンドゲーミングマシンとはひと味もふた味も違う。
こうしたウルトラハイエンドのシステムは、陳腐化しにくく、ライフサイクルが長い傾向にあるため、ゲームマシンとして長く一線で活躍できる。ただのゲームマシンでは物足りない、長く活躍できるゲームマシンが欲しいと考えているならば、MASTERPIECEが提供する至高の域へ一歩踏み出すことを検討してみてもいいのではないだろう。
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