Amazon Echoが待ちきれない! 日本にいながらFireタブレットでAI音声アシスタント「Alexa」を体験してみた(1/3 ページ)

» 2017年07月31日 15時30分 公開
[山口真弘ITmedia]

 海外では一大ブームとなっているAI音声アシスタント搭載のスマートスピーカー。Amazonの「Echo」やGoogleの「Google Home」に加えて、Appleの「HomePod」、Harman Kardonの「Invoke」(MicrosoftのCortana搭載)も発売を控えている。日本国内ではLINEが参入することが発表された他、前出のGoogle Homeは2017年内の国内発売が予告されており、これから2018年にかけて、国内でも盛り上がりを見せることは必至だ。

 これらスマートスピーカーの中で今最も普及していると言われているのがAmazonのEchoシリーズだ。先日のAmazonプライムデーにおいても、Amazon.comの全製品の中で最も売れたのが同シリーズの「Echo Dot」だったというから、その盛り上がりが伺える。

 しかしこのEchoは、現状で日本への投入はアナウンスされておらず、Amazon.co.jpでの取り扱いはない。旅行や出張などで米国に滞在時に首尾よく入手できたとしても、いわゆる技適などの関係もあり、日本国内では合法的に利用できるまで時間がかかりそうだ。

 ところが、実はこのEchoに搭載されている音声アシスタント「Alexa(アレクサ)」を、日本国内にいながら手軽に試す方法が存在する。それは同社のタブレット「Fire」を使う方法だ。1万円前後から入手できるタブレットとして国内でも人気が高いFireが手元にあれば、Echoでどんなことができるか、いち早く体験できてしまうというわけだ。

 Alexaはまだ日本語に対応しておらず、利用できるのは英語またはドイツ語のみだが、海外でこれだけブームとなっているEchoの核であるAlexaを、日本上陸前にいち早く試してみたいというユーザーは少なくないだろう。今回はFireでAlexaを利用できるようにするための設定手順と、基本的な使い方を紹介する。

Fire Amazonのタブレット「Fire」シリーズ。1万円前後から入手できるタブレットとして国内でも人気が高い
Alexa 米Amazon.comのサイトより。Echoなど音声アシスタント「Alexa」搭載製品が大きくスペースを割いて紹介されている

「Fire」でAlexaを使えるようにする裏技とは?

 日本国内ではKindleやAmazonビデオなど、同社のデジタルコンテンツを楽しむための製品として販売されているFireだが、米国では今、Alexa対応が前面に押し出されており、デジタルコンテンツを楽しめるという本来の機能は二の次と言っていいくらい扱いが小さくなっている。「Fire=格安タブレット」という印象が強い日本からは、少し考えにくい状況だ。

Fire 米Amazon.comの「Fire 7」の製品情報ページ。「All-New Fire 7 Tablet with Alexa」と、Alexa搭載であることが大きくアピールされている。ちなみにAlexaに対応するのは第4世代以降のFireとされている

 Fireは、通常のセットアップ手順ではAlexa関連のメニューは一切表示されないので、手元に実機がある人でも、見たことがない人がほとんどだろう。実はFireでAlexaを使えるようにするには、ちょっとした裏技を使う必要がある。

 それは日本のAmazon.co.jpのアカウントではなく、米Amazon.comのアカウントで登録することだ。これによりAlexaが有効となり、設定画面にも関連項目が表示される他、ホーム画面にもアイコンが表示される。

 既にFireを所有していれば、一時的に設定を変更するだけで済むし、新しく購入する場合も、7型モデルの「Fire 7」だと8980円(税込)、クーポンを併用するとさらに安価に入手できる。Fireは第4世代以降のモデルであればAlexaに対応するので、古いFireが眠っているようであれば、それを使ってもよいだろう。

 いずれにせよ、わざわざ海外からEchoを取り寄せて技適を無視して使うなどのリスクを犯さずとも、日本に居ながらにしてAlexaをいち早く体験できるというわけだ。

Fire Fireに米Amazon.comのアカウントを登録すると、本稿で紹介するAlexaの他、「FreeTime」「Goodreads」「ニューススタンド」など、Amazon.co.jpアカウントで登録したときには表示されない複数のアイコンがホーム画面に現れる

 ちなみに、Alexaにはオンラインで挙動を試すための開発者向けサイト「Echosim.io」も存在するが、こちらはあくまでシミュレーション用のサイトであるため、実機ならではの細かい設定を行うには不向きだ。

 今回のように、音声入力の精度を試すのが目的ではなく、Alexaとは何ぞやという挙動を体験するのであれば、本物のAlexa対応デバイスであるFireを使った方がよいだろう。いずれ正式に日本に上陸した際も、そのままの使い勝手で利用できるメリットもある。

Fire Alexaの機能をオンラインで体験できる開発者向けサイト「Echosim.io」。利用にあたっては米Amazon.comのアカウントが必要になる

 では手持ちのFireでAlexaを使えるようにするための手順をざっと紹介しよう。

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