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» 2017年11月01日 09時00分 公開

これまでで最大級の変化:iPhone Xはどこが次世代なのか? (2/4)

[林信行,ITmedia]

喪失感はあるが、それほどとまどわない

 ところで、iPhone Xといえば誰もが気になるのがホームボタンがなくなったことによる使い勝手の変化だろう。私も使い始めて最初の1時間ほどは、「あれ、どう操作したらいいのだろう」ととまどうことがあった。そこまで心配するほど大きな変化ではなかった。

センサーハウジングにはマイク、スピーカー、フロントカメラに加え、5つのセンサーが凝縮されている

 これまでのホームボタンの標準的な使い方として1度押し、つまり、アプリ利用中の画面からホーム画面に戻る操作があるが、これは画面の下に表示される白いバーを上方向にはじく(フリックする)操作で行う。広い画面を生かしてアプリの利用中は常に画面の下にホームボタン代わりとなる白いバーが表示されるようになったのだ。

 では、ホームボタンの2度押し、アプリの切り替え操作はというと、白いバーを上にドラッグしたまましばらく待っていればよい。すぐに起動中の全アプリの画面が一覧表示される。

隅から隅まで広がった大きな画面ながら指がしっかりと端まで届き文字入力がしやすい

 ただ、いまだにストレスを感じる変化はアプリの強制終了だ。これまではアプリ画面一覧表示の状態で、終了したいアプリの画面を上方向に弾けば終了させることができた。しかし、iPhone Xではどれか適当なアプリ画面を長押しする。すると個々のアプリ画面の左上に赤い「−」マークが現れるので、これをタッチして終了する。操作がひと手間増えたのだ。もっとも、今のiOSはよほどのことがない限り、アプリを強制終了しなくてもOSの動作が遅くなったりしない。むしろ、頻繁にアプリを強制終了することのほうがバッテリーやメモリに負荷をかけることもある、と考えるとこの操作の変更は、むやみやたらなアプリ強制終了を減らそうという狙いがあるのかもしれない。

 それではこれまでホームボタン長押しで呼び出していたSiriはどうやって呼び出すのか? これは画面右側の側面にあるサイドボタンを長押しすればよい。これ以外にもスクリーンショットの撮り方や本体の終了方法、再起動方法など、新操作は列挙してみれば意外に多い。だが、人にもよるのだろうが、人間は案外順応度が高く、よく使う機能から覚えて案外すんなりと新操作を受け入れそうだ。

 ただ、たまに「昔はこの操作をホームボタンでやっていたのに」と、親指に喪失感を覚えることはある。マニュアル車からオートマ車に切り替えた人が感じる左足の手持ち無沙汰感に少し似ているが、これこそが進化というものなのかもしれない。

スクリーンショットを撮ると、センサーハウジング部分もディスプレイがあり、データ的には何かしらの表示が行われているらしいことが分かる。左上の5:04と携帯電波のピクトグラムの間には実際にはセンサーハウジングがある。

 なお、iPhone Xにおけるホームボタンの代替操作に関しては動画でもまとめたのでそちらも参考にしてほしい。

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