マイニングPCで冬を越せるか マシンの発熱を暖房にしてみた(2/3 ページ)

» 2018年03月08日 06時00分 公開
[井上輝一ITmedia]

 まずは機材を紹介しよう。前回に引き続き、マザーボードにはSuperMicroの「C7Z270-PG」、電源にCorsairの「HX1200i」、ケースも同じくCorsairの「780T White version」、CPUに第7世代Intel「Core i7 7700」、メモリはSanMaxの「SMD4-U16G48M-24R-D」、システムドライブとしてのSSDにはSamsungの「SM961 MZVPW256HEGL-00000」を使用。

 マザーボードのC7Z270-PGにはPCI Express x16ポートが4つあり、高さ制限などをクリアすれば4枚までグラフィックスカードを挿入できる。そこで、今回はMSI製の「GeForce GTX 1070 GAMING X 8G」を4枚用意した。

 前回用意したRadeon RX580は、2スロット以上の高さを占有するモデルだったため4枚刺しは実現できなかったが、今回のMSI製GTX 1070 GAMING X 8Gはギリギリ高さをクリアするモデルのため、悲願の4枚刺しに挑戦できるはずである。

 早速自室の机の上にマシンを置いてみる。でかい。フルタワーケースなだけあり、5畳ほどの部屋に収まる机と比べるとやはり存在感がある。

机の上にマシンを置いてみた

 しかも筆者は自身のデスクトップPCを、CorsairのE-ATX対応キューブ型ケース「Carbite Air 540」で組んでいるため、2台とも机の上に置こうとすると23型のディスプレイがノートPCに見間違うばかりに小さく見える。

23型のディスプレイがノートPCのよう

 ほこりが気になるのであまり床には置きたくないのだが、机が使い物にならないのでキューブ型を足元に置くことにした。

 写真を見てもらうと分かるように、GeForce GTX 1070 GAMING X 8Gは無事に4枚ともマザーボードに刺さり、動作を確認することができた。

グラフィックスカード4枚を同時に刺して動作確認を取ることができた

4枚刺しマイニングはやはりダメかも 3枚+1枚で対策

 4枚のグラフィックスカードが収まり良く刺さったが、いくつか問題が起きることも分かった。

 まず、グラフィックスカードの高さがギリギリで底面のファンが微妙に露出しているため、動作させているうちにファン先が下のカードに干渉することがあった。テスト中にすぐに異音に気付けたのが幸いだったが、この状態で放置すると最悪ファンの破損も考えられる。

 カード同士の隙間がほとんどないことから、ケースファンやカードファンの回転速度を最大にして排気を図ってもすぐにカードの温度が上昇してしまうことも分かった。使用したマイニングプログラムは、カード内温度が90℃に達すると自動で動作を一時停止し、一定時間たってから動作を再開するというセーフティ機能があるものだったのでカードの安全についてはそれほど問題なかったが、動作効率という面ではやはり好ましいものではない。

 本記事の趣旨としては、最大4枚までのグラフィックスカードを用いてどれだけ部屋を暖められるかを確かめるものなので、4枚のうち1枚を自身のデスクトップPCに移し、両方のマシンでマイニングすることで4枚同時稼働とすることにした。

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