「Windows 10 Sは単体エディションではなくなる」とMicrosoft幹部

» 2018年03月08日 10時01分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 「Windows 10 Sは来年、単体エディションではなく、エディションの1“モード”になる」──米MicrosoftのWindows担当コーポレートバイスプレジデントのジョー・ベルフィオーレ氏が3月7日(現地時間)、自身の公式Twitterでそうツイートした。

 「われわれは、Windows 10 Sを学校や企業で問題なく使える端末向けOSエディションとして使っている。来年、Windows 10 Sは既存エディションの“モード”になり、単体エディションではなくなる。だから、(公式ブログで)Windows 10 Sに触れていないことには問題ないと思う」としている。

 これは、Microsoftが6日に公開した米国の教育機関でのWindowsのシェアについての公式ブログで教育機関向けエディションのはずのWindows 10 Sがまったく触れられていないことを指摘した米IT系メディアPCWorldの編集者、マーク・ハックマン氏のツイートのコメントとして投稿されたものだ。

 win 10 s 1

 Windows 10 Sが単体エディションとしては終了することは2月からうわさされていたが、Microsoftが正式に認めたことになる。

 Windows 10 Sは、Microsoftが昨年5月に発表した、米Googleの「Chrome OS」のような“セキュアな”軽量OS。セットアップが簡単で、「UWP(Universal Windows Platform)」しかインストールできないようにすることで安全性を高めたのが特徴だ。

 win 10 s 2

 うわさでは、Windows 10 Sの“モード化”は、3月あるいは4月にWindows 10の次期アップデート(コードネーム:Redstone 4)で実施されるとみられている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月19日 更新
  1. PC版「ホグワーツ・レガシー」の無料配布が間もなく終了 累計販売4000万本突破、“ハリポタ”舞台のオープンワールド・アクションRPG (2025年12月18日)
  2. ついにファッション界へ進出!? 「HHKBユーザーミートアップ Vol.9」濃厚イベントレポート (2025年12月18日)
  3. Dynabook、バッテリー交換できる約1kg切りの個人向けCopilot+ PCを19日に発売 “スナドラ”モデルも登場 (2025年12月17日)
  4. 手のひらで鍵が開く「SwitchBot 顔認証パッドPro」を試す 静脈認証の使い心地は? (2025年12月17日)
  5. 電源内蔵で配線がスッキリする「エレコム スイッチングハブ EHC-G08MN4A-HJB」が17%オフの4980円に (2025年12月18日)
  6. モバイルディスプレイ「VAIO Vision+ 14」がカバースタンドを軽量化してリニューアル 既存ユーザー向けにスタンドの単品販売も (2025年12月18日)
  7. 徹底解説:iOS 26.2で解禁される「代替ストア・決済・ブラウザ」のメリットと、ユーザーが知っておくべきリスク (2025年12月18日)
  8. モバイルと据え置きノートPCを良いとこ取りした「HP OmniBook 7 14-fr」を試す (2025年12月16日)
  9. ASUS、独自レイアウトを採用したATXマザー対応の省スペース型PCケース「Prime AP303」 (2025年12月18日)
  10. MSI、Core i5+RTX 5060を搭載したコスパ重視のミニタワー型ゲーミングPC (2025年12月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー