FF14で遊ぶならコレ! 高コスパのゲーミングノートPC「NEXTGEAR-NOTE i4400GA2」(2/2 ページ)

» 2018年05月23日 18時30分 公開
[編集GITmedia]
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ベンチマークテストとゲームプレイで性能を見る

 次にベンチマークテストで性能を見ていく。評価機はCore i7-7700HQ(2.8GHz・最大3.8GHz)、8GBメモリ(PC4-19200)、256GB SSD+1TB HDD、GeForce GTX 1050 Tiを搭載するゴールドモデル(NEXTGEAR-NOTE i4400GA2)だ。

CPU-Z(画面=左)とGPU-Z(画面=右)

 今回の切り口は「FF14が快適に動く高コスパのゲーミングノート」だが、一般用途も想定してまずはPCMark 10を実行した。これはWebブラウズやオフィス文書の作成、写真や動画の編集など、実際のアプリケーションを使ったPC操作をシミュレートしてシステムの総合パフォーマンスを計測するものだ。

 総合スコアは4196と、前世代の4コアCPUながらデスクトップPC並の結果を出している(例えば、第8世代のCore i5-8400、8GBメモリ、240GB SSD、GeForce GTX 1050を搭載したデスクトップPCのスコアが4894)。ゲーミングノートPCなので当たり前といえば当たり前だが、メインマシンとして不満のない性能だ。

PCMark 10の結果

 システム側のストレージはM.2 SSDだが接続はSerial ATA(6Gb/s)なので、最新世代のNVMe SSDに比べるとやはり見劣りはする。とはいえ、HDDに比べれば圧倒的に高速なので、NEXTGEAR-NOTE i4400のラインアップではシルバーモデル以上を選ぶのが良い。ちなみにプラチナ以上にはNVMe対応SSD(Samsung SM961)を搭載したモデルも用意されている。

CrystalDiskMarkの結果。シーケンシャルライトがやや遅い印象。評価機に搭載されていたのはSanDiskの「SD8SNAT256G1122」

 次に3DMarkの結果を見てみよう。3DMark FireStrikeの総合スコアは6836。ゲーミング性能の指標になるグラフィックススコアは7842と、ゲームタイトルによってはフルHD解像度でも快適に楽しめるスコアだ。

 また、今回の目的であるFINAL FANTASY XIV:紅蓮のリベレーターベンチマークの最高品質設定(1920×1080ピクセルフルスクリーン)で7754、高品質(ノートPC)設定なら1万の大台に乗る10870と、いずれも「非常に快適」の評価となった。

3DMark FireStrike(画面=左)と3DMark Time Spy(画面=右)の結果

FINAL FANTASY XIV:紅蓮のリベレーターベンチマークの結果。左が最高品質設定、右が高品質(ノートPC)設定(ともに1920×1080ピクセルフルスクリーンで実行)

 最後に実際のゲーム内で「システムコンフィグ」のウィンドウに表示されるfpsを見てみる。まず、最高品質と高品質(ノートPC)の表示を比べると、遠景で表示されるオブジェクトの数はもちろん、地形の起伏や影などディティールの違いは一目瞭然だ。

最高品質なら遠くから草原の集落(再会の市)を眺めても屋台などの細かいオブジェクトが見える Copyright (C) 2010 - 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
最高品質設定。遠くの建造物や岩、地形の起伏が細かく描かれている Copyright (C) 2010 - 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
高品質(ノートPC)設定。高品質でも美しい景色だが、最高品質と比べるとかなり簡略化されているのが分かる Copyright (C) 2010 - 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

 上のスクリーンショットにあるシステムコンフィグ画面の右上に表示されたfpsを見れば分かるように、開けた場所の風景で動きのあるものが雲や星空だけであれば、最高品質であっても60fpsが出ている。ただし、光源の反射が多い場所や表示限界までプレイヤーが集まるような場所では、最高品質設定だとさすがに40fps程度まで落ち込んだ。

最高品質設定。複数の光源が水面に反射するような負荷の高い場所ではfpsが落ち込む Copyright (C) 2010 - 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
高品質(ノートPC)設定では負荷の高いシーンでもほぼ60fpsで張り付いている Copyright (C) 2010 - 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

 とはいえ、30fpsを割ることはなく、45〜55fpsあたりで推移していたので、最高品質でも快適に遊べそうだ。もう一段余裕がほしいならGTX 1060、ゲーム実況なども視野に入れるならさらに上のスペックが必要だが、今回の条件であればコスパも含めてNEXTGEAR-NOTE i4400GA2がぴったりだろう。

 以上、ファイナルファンタジーXIVを遊ぶために手ごろなゲーミングノートPCを探している方は、本機を検討してはいかがだろうか。

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