「米国に次ぐ世界2番目」「東京ドーム数個分」――「Core i7-8086K」で大きく盛り上がった日本

» 2018年06月26日 15時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 2018年は、米Intelが創業してから50周年の節目の年。同社のCPUアーキテクチャにおける大きな礎となった「Intel 8086」プロセッサの登場から40周年のメモリアルイヤーでもある。

 これらを記念する製品として登場したのが、「Core i7-8086K Limited Edition」だ。

 Core i7-8086Kの発表を巡って、一番盛り上がりを見せたのはIntelの本拠地である米国。次いで盛り上がったのは意外にも日本なのだという。

8086と8086K 1978年に発売された「8086」(右)と、その40周年を記念して登場した「Core i7-8086K Limited Edition」。面積はそれほど変わらないように見えるが、性能差はものすごいはず

米国に次ぐ2番目の反響

山本執行役員 PC関連製品の近況について説明する山本専マーケティング本部長

 1991年から始まったグローバルマーケティングプログラム「Intel Inside」は、日本独自に行っていたマーケティングプログラム「Intel In It」を参考に作られたものだ。その後、「インテル入ってる」という“てる”合わせのキャッチコピーと共に日本でもIntel Insideが導入された。

Intelプロセッサの歴史 Intelプロセッサの歴史

 IntelではグローバルレベルでSNSなどに寄せられる反響を調査しているという。Core i7-8086KについてSNSにおける関連投稿数を調べたところ、具体的な数値は出せないものの、一番多かったのは米国で、2番目に多かったのが日本だったという。

8086K Core i7-8086Kに関するSNS投稿が世界で2番目に多かったという日本。「インテル入ってる」という語感の良いキャッチコピーの効果……なのだろうか?

「東京ドーム数個分」の応募があったプレゼントキャンペーン

 日本での反響を物語るのが、「COMPUTEX TAIPEI 2018」で告知されたCore i7-8086Kを8086人にプレゼントするキャンペーンの応募状況だ。

 このキャンペーンは国・地域ごとに当選数の割り当てがあり、日本では500個(人)が割り当てられた。「発売日(6月8日)の24時間」というわずかな時間にも関わらず、日本からは「東京ドームが数回全席埋まるほどの応募があった」(山本専マーケティング本部長)という。

 東京ドームの収容人数は最大で5万5000人(野球での利用時は4万6000人)。それが「数回全席埋まる」ということは、少なくとも10万人の応募はあったものと思われる。

プレゼントキャンペーン プレゼントキャンペーンは500個の割り当てに対してかなりの応募があった模様

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