未来を創る「子どもとプログラミング教育」

“親の意識”が重要――インテルが地方のショッピングモールで「親子プログラミング体験イベント」をやる理由(2/3 ページ)

» 2018年08月28日 06時30分 公開
[井上翔ITmedia]

「おっかなびっくり」から「熱中」

 このイベントは、事前申し込みが必要のない「飛び入り参加」型だ。

 親が会場前のデモンストレーションを見て、子供を連れて参加するケースが多いのではないかと筆者は思っていた。実際、そのような親子が多数派だったが、子供が「光る棒(カスタムデバイス)」に興味を持ち、親を引っ張って参加するケースも見受けられた。

デモ 会場前で行われたデモステージ。これを見てから参加する親子が多かった

 参加した子供の多くは小学校低学年(1〜3年生)で、そのほとんどがまともにPCに触るのが初めて。使ったことがあったとしても「YouTubeでYouTuberの動画を見るくらい」だ。

 そのせいか、インストラクターから説明を受け始めた時点では、多くの子供がおっかなびっくりした様子でタッチパッドやキーボードを操作していた……のだが、時間が経過するとこちらが予想する以上に熱中し、多くが30分以上かけてプログラミング体験をしていた。中には1時間近くかけてプログラムを“熟成”させる子供もいた。

慣れてきた! 慣れてくると、子供は自らタッチパッドやキーボードを操作し始める

意外と知られていない「プログラミング必修化」

 このイベントは「親子プログラミング体験イベント」である。子供だけではなく親も“主役”だ。

 子供にプログラミングのアドバイスをする親も一部にいたが、多くの親は子供と一緒にプログラミングを学んでいた。PCへのリテラシーは「親による」といった感じで、詳しい人もいれば基礎知識がほとんどない人もいる。

 そんな中、意外と印象的だったのは小学校でのプログラミング教育が2020年度から必修となることを知らない親が意外に多いこと。最近、新聞やテレビなどでプログラミング必修化が報じられる機会は多い。しかし、それは学校視点、あるはPC関連産業の視点で語られることが多い。今回のイベントで初めて親としての「自分事」と捉えたという人も少なくなかったようだ。

 より自分事にできるように、インテルは親向けのパンフレットも用意。プログラミング教育に対して、親も準備が必要であることを啓蒙している。

パンフレット インテルが親向けに用意したパンフレット。2020年の必修化に向けて親の立場で準備すべきことがまとめられている

 体験中、あるいは体験後、インストラクターに「どんなPCを買えば良いのか?」「性能(CPUなど)はどのくらいあれば十分か?」「5年前に買ったPCでも対応できるか?」といったPC購入に関する質問をする親も見受けられた

 そのような質問があった場合、実際に見てもらった方が良いということで近隣の量販店を紹介する取り組みも行われた。さいたま市と名古屋市でのイベントでは、紹介した量販店でPCを購入した親が合計で約60人いたという。

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