未来を創る「子どもとプログラミング教育」

“親の意識”が重要――インテルが地方のショッピングモールで「親子プログラミング体験イベント」をやる理由(3/3 ページ)

» 2018年08月28日 06時30分 公開
[井上翔ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

プログラミング教育には「親の意識」も重要

イベントの目的を語る山本専執行役員 イベントの目的を語る山本専執行役員

 名古屋市は別として、インテルは今回のイベントを大都市圏の中心都市をあえて外すように開催している。そして冒頭で述べた通り、今後のイベントも地方都市を中心に開催する予定だ。

 このイベントをIT関連のものとして捉えると、東京や大阪で開催した方が確実に集客を見込める。ショッピングモールではなく展示場で開催しても、“熱心な”親なら確実に子供を連れてやってくるだろう。「費用対効果」を考えれば、非常に効率が良い。

 しかし、インテルがこのイベントを企画したのは「都市部の熱心な親と子」のためではない。言葉を選ばずにいえば「都市部よりもITリテラシーの低いであろう地方に住んでいる親と子」のためだ。

 先述の通り、小学校におけるプログラミング教育の必修化は新聞やテレビでも話題になってはいる。しかし実際にどんなことをするのか具体的に想像できない親も少なくない。実際に、プログラミング教育と聞いて「コンピュータのプログラマーを大量に育成するの?」と“勘違い”している親もいた。

 そんな状況でも、ある意味で“IT(ICT)に囲まれている”都市部に住む親であれば、子供のプログラミング教育に興味を持つことも比較的容易だ。しかし、ITから縁遠い傾向にある地方に住む親は、そもそもプログラミング教育に関心が向く環境にいないことが多い。

 そこでインテルは、効率は横に置いて地方に打って出て、子供にプログラミングやPCを使う楽しさを伝えつつ、親にプログラミング教育や子供のPC(IT)スキルを高める重要性を知ってもらおうと考えたのだ。ショッピングモールを会場に選んだのは、それほどITリテラシーの高くない人もやってくるという理由もある。

 ただ、この夏休みにイベントを開いた場所は、十分なほどの「大都市」に所在している。人口が数万から十数万規模の都市(圏)で開催してこそ、このイベントの“真価”が発揮できると筆者は思う。

取材協力:インテル株式会社

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月09日 更新
  1. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  2. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  3. 10月に登場する「RTX Spark」搭載PCで見た“不可解な”設定値 次期Windowsで変わるGPUメモリの仕組み (2026年09月07日)
  4. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  5. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
  6. 再来する“グラボ複数挿し”需要! 220mm径の巨大ファン搭載ケースやFractal新モデルがアキバで話題に (2026年09月07日)
  7. 省スペースで静音性に優れた3Dプリンタ「Bambu Lab A1 mini」がセールで25%オフの2万9900円に (2026年09月08日)
  8. バッテリーを外せば約639g! 最新CPU「Intel Arc G3 Extreme」搭載の8型ゲーミングPC「OneXFly APEX Air」に触ってきた (2026年09月07日)
  9. ラトックシステム、デュアル4Kディスプレイにも対応したHDMI切替器 (2026年09月08日)
  10. HUION、アス比3:2の90Hz駆動ディスプレイを搭載したペン入力対応12.2型Androidタブレット (2026年09月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー