NVIDIAから“Tiなし”の「GeForce GTX 1660」 3万円台前後のTuringがようやく登場(2/3 ページ)

» 2019年03月15日 12時31分 公開
[石川ひさよしITmedia]

GeForce GTX 1060と1070の中間的なパフォーマンス

 今回のベンチマークテストは、前回GeForce GTX 1660 Tiにおける結果に追加していく。検証環境はマザーボードが異なる他は合わせているので、注意点は消費電力計測で多少の誤差があるところだろうか。比較対象は、GeForce GTX 1660 Tiと、旧世代のGeForce GTX 1060および1070とした。

検証環境
CPU Intel Core i9-9900K
マザーボード ASRock Z390 Pro4(Intel Z390)
メモリ Kingston HyperX Predator DDR4 RGB HX429C15PB3AK4/32×4(DDR4-2933/DDR4-2666で使用)
ビデオカード GeForce GTX 1660
SSD Intel Optana SSD 800p SSDPEK1W120GA01(Optane NVMe 118GB)+WesternDigital WD Black NVMe SSD WDS100T2X0C SSD1TB(3D TLC NVMe 1TB)
電源 NZXT E650(80PLUS Gold)
OS Windows 10 Pro 64bit

 3DMarkのスコアを見ると、GeForce GTX 1660のポジションはDirectX 12系テストにおいてはGeForce GTX 1060と1070の中間になる。DirectX 11系テストではGeForce GTX 1060に少し上乗せしたあたりだ。これはGeForce GTX 1660 Tiでも似たような傾向だったので、TU116の特性だと思われる。

3DMark(Overall)の結果
3DMark(Graphics)の結果

 Tom Clancy's Ghost Recon WildlandsはGeForce GTX 1060と1070の中間よりもややGeForce GTX 1060寄りの結果になった。フレームレート的には、WQHD(2560×1440ピクセル)で中画質から60fpsを超えてくる。ただし、十分な余裕を見ればフルHDで楽しむのがよいだろう。それも、特別な設定であるウルトラ画質は60fpsを大きく下回っている。

Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands(2560×1440ピクセル)実行時のフレームレート
Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands(1920×1080ピクセル)実行時のフレームレート

 Far Cry 5は、GeForce GTX 1060と1070のちょうど中間あたりだろうか。WQHD時で見ると先のTom Clancy's Ghost Recon Wildlandsと同様に中画質で60fpsを超えた。フルHDに関しては最高画質でも余裕のフレームレートである。Far Cry 5は、ここのベンチマークで取り上げてる海外タイトル3つのうちではやや負荷が軽いが、それでも重量級ではあるだろう。ある程度の重量級でもフルHDであれば高画質に振ることができ、あるいはWQHDも多少画質を落とすことで60fpsギリギリまで持っていけるという印象だ。

Far Cry 5(2560×1440ピクセル)実行時のフレームレート
Far Cry 5(1920×1080ピクセル)実行時のフレームレート

 Shadow of the Tomb Raiderは、前回GeForce GTX 1660 Tiの際、追加搭載された浮動小数点演算ユニットによる効果が現れやすいと指摘しているが、今回もそれらしいフレームレートの傾向が見られた。GeForce GTX 1060と1070の中間よりも、ややGeForce GTX 1070寄りのフレームレートになっている。

 ただし、Shadow of the Tomb Raiderはかなり重めのタイトルだ。WQHDでは中画質でもまだ60fpsに満たず、グラフからは省いているが、低画質で70fpsあたりになる。フルHDであれば最高画質で66fpsに達する。画質とフレームレートのバランスからすれば、フルHDで高画質を狙っていくのがよいだろう。

Shadow of the Tomb Raider(2560×1440ピクセル)実行時のフレームレート
Shadow of the Tomb Raider(1920×1080ピクセル)実行時のフレームレート

 FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークテストでは、GeForce GTX 1060と1070の中間よりGeForce GTX 1060寄りのポジションだ。WQHDに関してはGeForce GTX 1660 Tiでもやや厳しかったところ、GeForce GTX 1660では軽量品質でようやく快適判定になる。フルHDでも、高品質ではやや快適判定、標準品質で快適判定となった。

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークテスト(2560×1440ピクセル)の結果
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークテスト(1920×1080ピクセル)の結果

 VRMarkは、Orange RoomはGeForce GTX 1060よりも高いスコアだが、GeForce GTX 1660 Tiとの差は大きめ。これがCyan RoomになるとGeForce GTX 1660 Tiや1070にそこまで引き離されていない。VR ReadyのGeForce GTX 1060よりも高いスコアであるから、VR用途も大丈夫だろう。ただし、比較的軽量なVRタイトル向けといえる。

VRMarkの結果

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