キーボードはテンキーを備えており、主要キーのキーピッチは約18.8mm、キーストロークは約1.4mmという仕様だ。底部の剛性は高く、テキスト入力向きというよりは、ゲーミング向きのタイプ感に近い。また、RGB LEDバックライトを搭載しており、付属のユーティリティーで発光カラーやパターンを選ぶことができる。
キーボード手前にはクリックパッドを装備し、パッドの右上に指紋認証センサーを搭載している。パームレストの表面がしっとりとした手触りに仕上げられているのも印象的だ。ベトつきすぎず、指紋も目立たず、高級感も兼ね備えている。
ベンチマークテストの結果を見よう。評価機のスペックは、CPUがCore i7-8750H、メモリが32GB、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 1050(4GB)、ストレージが512GB SSD(PCI Express・NVMe)、OSが64bit版Windows 10 Home(1809)という内容だ。
一部のテストは、2017年12月に購入したゲーミングノートPCのスコアを比較用として掲載している。こちらのスペックは、CPUがCore i7-7700HQ(4コア8スレッド)、メモリ16GB、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 1050(2GB)、ストレージが512GB SSD(PCI Express・NVMe)、OSがWindows 10 Pro(1809)だ。
CINEBENCH R15のCPUスコアでは、比較用PCの約1.5倍のスコアをマーク。CPUコアおよびスレッドが増えた分、性能もしっかり向上している。PCMark 10でも、クリエイティブ向けのDigital Content Creationでスコアが18ポイントもアップするなど、順当に性能向上していることが分かる。
クリエイティブツールでのテストも行った。Lightroom Classic CCでは、RAWデータ60枚に対して、現像の基本パラメータ(ホワイトバランス、露出、明瞭度、彩度など)を設定し、JPEGで出力(シャープネス弱、品質80)するのにかかった時間を計測した。Premiere Pro CCでは、7本の4Kビデオカードクリップをトランジションエフェクトでつなぎ、BGMを加えたプロジェクトをMP4ファイル(H.264)に出力する時間を計測した。
いずれも比較用PCに比べて大幅に時間を短縮できているのが確認できる。
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