作業台には、実装工程で作られたマザーボードがボディー底面に組み込まれた状態で置かれている。まずは、ここに液晶ディスプレイを取り付けるところから作業が始まる。
1つの工程が終わるごとに先生の細かいチェックが入り、それをパスしないと次の工程に進めない仕組みだ。ボディーサイズがコンパクトなCF-SV8だけに、各種ケーブルが入り組んでおり、きちんと指示通りに組み込まないと使用している内に支障が出るという。
そういったフィードバックに基づいて、モデルごとにケーブルの位置や固定方法も変えており、組み立て作業を通じて細かな工夫がなされていることを実感できる。
1つ1つの工程で行う作業はわずかだが、小型なモバイルPCだけに細かな手作業が求められる。TV局のインタビューに答えつつ、作業をこなしている参加者もいたが、手が止まっているぞ! 大丈夫か、と余計な心配をしてしまう。
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