最後の1つは、開発者が広告プラットフォームを自身のアプリに組み込んでマネタイズや効果測定を行う際に利用する「Microsoft Ad Monetization Platform」の話題だ。
MSPoweruserが1月末に報じているが、このプラットフォームを6月1日にも閉鎖する予定だと伝えている。このプラットフォーム閉鎖はMSDN上で報告されているが、基本的には代替となる広告プラットフォームを見つけて開発者が自ら“早め”に移行してほしいという意図のようだ。
これら一連の情報から、Microsoftが何を意図しているのかいろいろ想像はできるが、開発者側の受け取り方はさまざまのようだ。例えば前述のMSPoweruserの記事やNeowinの記事のコメント欄の荒れ方を見る限り、まともに議論が成り立っている気はしない。
1つ言えるのは、Microsoft StoreならびにUWPに関してマイナスともいえるニュースが約1カ月の間に集中して出てきたということは、この2つのサービスや技術について、近々何らかの大きな戦略変更を伴う発表がMicrosoftから行われる可能性が高いということだ。
前述のように、Ad Monetization Platformが終了する5月中には開発者カンファレンスであるBUILD 2020が開催予定であり、Microsoftが関連サービスを一気にばっさり切って整理するなり、あるいは新しいサービスを発表して開発者を誘導するなりで、何らかの変化が起きると考えるのが自然だ。
その意味で、こうしたトレンドがあることを把握しつつ、Microsoftから間もなく正式発表されると思われるニュースに耳を傾けるといいだろう。
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