プロナビ

2020年秋、Surfaceハードウェアは何が出る?Windowsフロントライン(2/2 ページ)

» 2020年09月22日 12時00分 公開
前のページへ 1|2       

 このSQ2は、IFA 2020でQualcommが発表した「Snapdragon 8cx Gen 2 5G」がベースとなっていると同氏は指摘する。比較する実機がないのでQualcomm自身のデータとなるが、Snapdragon 8cx Gen 2 5GではターゲットとしているIntelの第10世代Core i5プロセッサと比較して、半分の消費電力でパフォーマンス面は18%上回るとしており、同価格帯のPCにおけるミドルレンジのやや上位のポジションあたりを狙っているとみられる。

クリスティアーノ・アモン IFA 2020で講演するQualcomm Inc.プレジデントのクリスティアーノ・アモン氏。PC分野でのMicrosoftとのパートナーシップを強調した
Snapdragon 8cx Gen 2 5G 新しく発表された「Snapdragon 8cx Gen 2 5G」。5Gにおけるミリ波対応やWi-Fi 6対応をうたっている

 なお、この「Surface Pro X 2」が「Carina」と呼ばれていた製品とみられる。WalkingCatが触れているが、これに対してボーデン氏も肯定しており、3つの開発コード名で呼ばれている製品の概要がまとまりつつある。

 ただ、現状でSurface Pro X 2がブレイクスルーを起こすのは難しいと筆者は考えている。Arm PCはヘビーユーザーでなければ問題ないパフォーマンスには達していると考えるが、アプリケーション面では32bitのx86コードしかエミュレーション動作させられず、64bitのアプリケーションはArm64のネイティブコードを現状で要求する。

 将来的に64bitアプリケーションのエミュレーション対応もうわさされるが、早くとも2020年時点で実装されることはないだろう。また、Snapdragon 8cx Gen 2 5Gでのセールスポイントの1つとなる5G対応だが、少なくとも日本国内ではインフラがまるで整っておらず、4G LTEとの差別化が難しい。同時に、可搬性と価格面で優れた「Sparti」が同じタイミングで登場すれば、どうしても注目はそちらに移ってしまうだろう。Surface Pro Xのラインが注目を集めるようになるのは、もう少し先の話なのではと筆者は予想する。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月11日 更新
  1. 睡眠トラッキングの最適解か? サブスク不要のスマートリング「RingConn Gen 2」をFitbitと比べてみた (2026年04月10日)
  2. Core Ultra(シリーズ3)の最高峰「Core Ultra X9 388H」の実力は? ベンチマークテストから見えたこと (2026年04月10日)
  3. JBL、手のひらサイズのポータブルBluetoothスピーカー「JBL GO 5」 夏に向けてワイヤレスマイクシステムも投入予定 (2026年04月09日)
  4. 「Xiaomi Redmi Pad SE 8.7 4G」が20%オフの1万5980円に (2026年04月10日)
  5. Ryzen 9 8945HX搭載のMini-ITXマザーボード「MINISFORUM BD895i SE」が23%オフの6万7355円に (2026年04月10日)
  6. 2台のMac StudioをThunderbolt 5で連結! 計128GBメモリ環境と分散推論「exo」でLLMを爆速化してみた (2026年04月08日)
  7. 日本HPがHyperXブランドのゲーミング新製品を披露 3Dプリンタでカスタムできるアケコンやキーボード、プロeスポーツチーム「FENNEL」との提携も (2026年04月09日)
  8. 128GBの大容量メモリが映像制作とAI環境を変える――「M5 Max MacBook Pro」フルスペック機をプロが実戦投入して分かったこと (2026年04月08日)
  9. ポータブル電源「EcoFlow DELTA 3」が58%オフの5万8673円に (2026年04月10日)
  10. 「ANAオリジナル タフなビジネスリュック」を試す 収納力もバツグンで鳥肌が立つほどにカッコいい (2026年04月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年