さて、できあがってからは自分のPCや仕事道具をKOMORUに持ち込んで過ごしてみた。結論から言うと“まさにKOMORU感じ”で、仕事にとても集中できた。
KOMORUを借りる前の仕事環境は、私も妻もダイニングテーブルにPCを置いて仕事をするというスタイルだったが、寝室にKOMORUを設置したこともあり、お互いが発する、キーボードをたたくときの音や、屋外の音などがシャットアウトされてとても快適になったのだ。
KOMORUのサイズだが、KOMORUパネルの高さが約120.2cmで、背面パネルの幅が約90cm、側板パネルの幅が約77.2cmとなる。下を向いてPCを操作する普段のスタイルでは、ちょうど視界から他のものが消えるので良いあんばいだ。
筆者はノートPCに好みのキーボードを接続して仕事をしているのだが、ノートPCスタンドを置いた状態でも特に問題なく仕事ができている。デスクカウンターの奥行きは約44.1cmで、筆者のような特殊なスタイルでなくても、15型前後のノートPCであれば、デスクカウンターに置いて仕事ができると思う。
ちなみにデスクカウンターの幅は約82.7cmと、会社で使うようなデスクと比べるとやはり狭いが、資料などを横に置いてPCを使うことも十分にできる。これまた筆者独自の環境なのだが、Raspberry Piについての記事も作成しているため、サイドに10型のディスプレイとRaspberry Pi 4に加え、ブレッドボードなどを置いての作業でも十分対応できている。
またデスクトップPCを使っているのであれば、デスクカウンターは約70cmの高さがあるので、デスクカウンター下に置いて液晶ディスプレイ、キーボードとマウスをデスクカウンターの上に乗せるスタイルで大丈夫だろう。ただし、液晶ディスプレイは27型あたりまでがいいところかもしれない。
筆者は2週間程度KOMORUを使ってきたのだが、このKOMORU感がなんともよく、できればこのまま使いたいと思ったほどだ。パナソニック製ということもあり、とてもしっかりと作られており、製品の品質には満足した。
唯一のネックとなるのが、やはりその価格かもしれない。現在、クラウドファンディングのTAMATEBAにて12月3日までの期間限定で発売されているが、税/送料込みで9万6800円だ。これを安いとみるか、高いとみるかがポイントだ。今回はミディアムグレー柄を試したが、同額でライトナチュラル柄も用意されている。
おいそれとは購入できないものかもしれないが、このまま在宅ワークが続くとなると、少しでもストレスを減らした方がいい。今後数年に渡って使うことを考えれば、今が導入するチャンスだろう。このプライベート感は、一度導入すると忘れられないからだ。
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