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MicrosoftがWindows 11/10を初期化しても一部ファイルが残る不具合を公表

» 2022年03月05日 12時30分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftが、Windows 10/11においてPCを初期化しても一部ファイルが残る不具合があると公表した。対象バージョンはWindows 11(21H2)とWindows 10(21H2/21H1/20H2)だ。

不具合の存在を告知するWebページ 不具合を告知するWebページ

 具体的には、OneDriveやOneDrive for Businessのように、PC上のファイルとクラウド上のファイルを同期させているときに発生するという。クラウド上だけにあるファイルについては問題は発生しないが、PCにダウンロードや同期したファイルに問題が発生する。

 これは、Windows PCを初期化する際に「すべて削除」を選択しても発生する問題であり、PCを直接操作して初期化した場合だけでなく、リモート操作で初期化した場合も発生する。

OneDriveの設定画面。「このPCのリンク解除」をクリックするとリンクを解除できる OneDriveの設定画面。「このPCのリンク解除」をクリックするとリンクを解除できる

 OneDriveやOneDrive for Businessについては、初期化前にサインアウト、リンクを解除する、あるいはOneDriveクライアントをアンインストールしておくことで問題を避けられる。また、ストレージの空き領域解放で、以前のバージョンのWindowsを削除しておくことでも回避できる。

 現在Microsoftは、この問題の修正に取り組んでおり、今後のアップデートで修正するとしている。

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