バッファローは7月20日、最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6E」に対応する無線LANルーターの発売を予告するティーザーサイトをオープンした。
6月に行った法人向けの事業説明会において、同社は業務用のWi-Fi 6E対応無線LANルーターの発売を予告している。今回のティーザーサイトは、コンシューマー(家庭)向け製品の発売を予告するものだと思われるが、筒状のボディーを採用すること以外の詳細は分からない。今後、このサイトを更新することで詳細な商品情報が明らかにしていくようだ。
Wi-Fi 6Eは、6GHz帯で通信できるIEEE 802.11ax規格の無線LANに対してWi-Fi Allianceが付けている愛称名だ。「Wi-Fi 6」との違いは6GHz帯で通信できるかどうかだけである。
6GHz帯の電波は、従来無線LANで使ってきた2.4GHz帯や5GHz帯と比べると広い帯域幅(電波の幅)を確保しやすく、その分通信速度を向上しやすいというメリットがある。ただし、多くの国や地域では6GHz帯を別の無線通信などで使っているため、用途の整理や共存(干渉)対策を進めつつ無線LANを含む免許無しでの通信を可能とする「アンライセンスドバンド化」の手続きを進めている。
日本では4月、総務省の審議会において6GHz帯のアンライセンスドバンド化を進めることに関する答申が出された。これを受けて、同省では関連する法律や総務省令を改正するための作業を進めている。
今回ティーザーサイトが立ちあがったのは、日本における6GHz帯無線LANの“合法化”が近づいていることの証左といえるかもしれない。
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