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Windows 10やWindows 11にプリインストールされているセキュリティソフトウェア「Microsoft Defender(Windowsセキュリティ)」を巡って、9月4日に公開されたセキュリティインテリジェンス(定義ファイル)更新を適用すると特定のアプリにおいてマルウェアを「検出」するという報告が寄せられた。
この不具合は、9月4日(米国太平洋夏時間)に公開された定義更新(バージョン1.373.1508.0)を適用すると、以下のアプリにおいて「Win32/Hive.ZY」というマルウェアを検出するというものだ。このマルウェアは、このバージョンの定義で初めて追加されたものである。
この問題について、Microsoftから公式な声明は出ていないが、Microsoft Communityの「投稿」への返信によると、定義の更新によってマルウェアを誤検出するようになってしまったことが原因と見られている。
なお、この問題は同日中に公開された「バージョン1.373.1537.0」以降の定義を適用すると解消する。問題が発覚した当日に解消したことから、この不具合に気が付かなかったユーザーも少なくないと思われる。
Microsoftは9月7日、Windows 10/11向けのユーティリティーアプリ「PowerToys」の最新版(バージョン0.62.0)をリリースした。
このバージョンでは、画面の指定した範囲に含まれる文字を認識してクリップボードにコピーするOCR機能「Text Extractor」、画面上の任意の箇所の長さをピクセル単位で測定できる「スクリーンルーラ―」、アクセント記号付きの文字を手早く入力できる「Quick Accent」の3つの新機能が追加された。
Text Extractorは、テスト機能が正式に実装されたものだ。WindowsキーとShiftキーを押しながらTキーを押すとアクティブになり、マウスで範囲を指定すると、その範囲内にある文字列をテキストデータとしてクリップボードにコピーされる。日本語の認識も可能だが、文字と文字の間に意図しないスペース(空白)が入ってしまうことがある不具合が確認されている(英語を含むアルファベットでは問題ない)。
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