人気のゲーミングマウスの上位モデルは確かに“上位”だった ロジクール「G502 X PLUS」を使って分かったこと(1/3 ページ)

» 2022年12月14日 13時00分 公開
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 ロジクールから11月24日、ゲーミングマウス「Logicool G G502 X PLUS」が発売された。既存の「Logicool G G502シリーズ」の上位に当たる「Logicool G G502 Xシリーズ」のフラグシップモデルという位置付けで、チルトホイール含めて13個のボタンを装備し、8ゾーンのLEDライトギミックを備えている。直販価格は税込みで2万1780円となる。

 最近はマウス操作に対応するPCゲームが少なくない。「たかがマウス、されどマウス」ということで、マウスの性能がゲームのプレイ感を左右することもある。Webブラウジングやオフィスアプリの利用など、ゲーム以外の操作でもマウスの快適性は意外と重要だったりもする。

 この記事では、発売されて間もないG502 X PLUSを使った上での所感をまとめていく。「少しでもいいマウス」を探している人の参考になれば幸いだ。

Logicool G G502 X PLUS Logicool G G502 X PLUSのパッケージ(ホワイト)

「かぶせ持ち」「つかみ持ち」ユーザーにピッタリ

 Logicool G G502 Xシリーズには、G502 X PLUSの他に「Logicool G G502 X」と「Logicool G G502 X LIGHTSPEED」の2モデルが用意されている。G502 Xは有線接続専用で、シリーズのエントリーモデルとなる。G502 X LIGHTSPEEDはG502 Xをワイヤレス接続としたモデルで、G502 X PLUSはLIGHTSPEEDにLEDライトなどを追加した最上位モデルという位置付けだ。いずれも基本的なボディー形状は共通で、左右非対称の右利き用となっている。

 まず、G502 X PLUSの外観をチェックしていこう。スクロールホイールの下には「スクロール切り替えボタン」と「プロファイル切り替えボタン」が配置されている。左クリックボタンの左はに「DPIシフトボタン」がある。

 底面には電源スイッチがあり、下部のカバーを取ると「LIGHTSPEEDレシーバー(USBドングル)」を収納できる。センサーはLogitech(ロジクールの親会社)が独自設計したゲーミング向けの最新モデル「HERO 25K」を採用している。

左右非対称 G502 Xシリーズは左右非対称で、日本で販売されるモデルは全て右利き用となっている
底面 底面のLogicool Gロゴマークの円形パーツを外すと、LIGHTSPEEDレシーバーを収納するスペースが用意されている

 G502 X PLUS(とLIGHTSPEED)はワイヤレス/有線兼用で、ワイヤレス接続時はロジクール独自の「LIGHTSPEEDワイヤレス」と呼ばれる2.4GHz帯の無線通信を用いる。バッテリー(充電池)は本体に内蔵されており、満充電から最長約130時間(LEDライト点灯時は最長約37時間)の連続動作が可能だ。

 有線接続やバッテリーの充電は、本体のUSB Type-C端子を使って行う。本体にはUSB Standard-A to Type-Cケーブルも付属している。有線接続で使っている場合も、バッテリーの充電を継続できるようになっている。なお、詳しくは後述するが、専用オプションを購入すればワイヤレス充電にも対応する。

USB-C端子 本体のUSB Type-C端子は、有線接続ポートと充電用ポートを兼ねている。有線接続中も充電は続けられる

 左側面のグリップ部分の先端には、DPIシフトボタンが備わっている。このボタンは着脱が可能で、向きを反対にしたり、誤操作を防止するための「ブランクカバー」に取り換えたりすることも可能だ。

 スクロールホイールは、切り替えボタンを押すことで引っかかりのある「ラチェットモード」と引っかかりのない「超高速(スムーズ)モード」を切り替えられる。

DPIボタン グリップの先端部にはDPIシフトボタンがある
DPIボタン DPIシフトボタンは着脱可能で、既に付いているボタンの向きを逆にしたり、ブランクカバーを装着して押し込めなくしたりできるようになっている
スクロールホイール スクロールホイールは切り替えスイッチを押すことでラチェットモードと超高速(スムーズ)モードを切り替えられる

 全体的なデザインは既存のG502シリーズを踏襲しているが、DPIシフトボタン回りや、グリップ部分など細かい部分はより使いやすい形状や意匠に刷新されている。

 製品サイズはやや大きめなものの、全高は抑えられているため、手が大きくはない筆者でも、特段使いづらいとは感じなかった。本体重量も約106gと、サイズとバッテリーを内蔵していることを考えると軽めである。

 マウスの持ち方はいろいろあるが、「かぶせ持ち」や「つかみ持ち」がしっくり来そうだ。

デザイン 全体的なデザインは従来のG502シリーズを継承しているが、細かい所に変化があり、これが全体的な使い勝手の改善につながっている
持ち方 持ち方的には「かぶせ持ち」や「つかみ持ち」がしっくり来る
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