Lenovoは1月6日(米国太平洋時間)、コンシューマー向けプレミアムブランド「Yogaシリーズ」の新型ノートPCを発表した。この記事では、主なモデルを紹介する。
なお、今回発表されたモデルの日本における展開は未定となっている。
「Yoga Book 9i」は、コンバーチブル式の13.3型2in1ノートPC……なのだが、基部にもディスプレイを搭載する“2画面”構成となっていることが特徴だ。米国では6月に発売される予定で、想定販売価格は2099.9ドル(約29万円)からとなる。
ディスプレイはタッチ操作とペン入力に対応する13.3型有機ELパネルで、DCI-P3の色域を100%カバーしている。最大解像度は2.8K(アスペクト比16:10)、最大輝度は400ニトという仕様だ。それぞれのディスプレイに別のアプリ(ウィンドウ)を表示しながら作業できるので、生産性の向上を図れるという。
通常のコンバーチブル式2in1ノートPCと同じく、画面を360度反転させることもできるので、タブレットスタイルやテントスタイルでも利用可能だ。キーボードはBluetooth接続で、クラムシェルスタイルの場合は基部に載せて利用できる。
CPUは第13世代CoreプロセッサのUシリーズで、メインメモリはLPDDR5X規格の16GB(増設/換装不可)、ストレージはPCI Express 4.0接続のSSDで、容量は512GBまたは1TBから選べる。Webカメラは約500万画素で、フルHD撮影と顔認証に対応している。
ポート類は、Thunderbolt 4(USB4)端子×3を備える。ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.2に対応する。バッテリー容量は約80Whで、1画面表示時は最長14時間、2画面表示時(150ニト)は最長10時間のローカル動画再生に対応する。
「Yoga Slim 6i」は、持ち運びやすさを重視したクラムシェルタイプの14型モバイルノートPCで、手頃な価格でプレミアム感を得られる仕上がりとなっていることが特徴だ。北米では「Lenovo Slim 7」として4月に発売される予定で、想定販売価格は729.99ドル(約9万7000円)からとなる。
CPUは第12世代または第13世代Coreプロセッサ(いずれもPシリーズ)となる。メインメモリはLPDDR5規格で、容量はモデルによって8GBまたは16GBとなる(増設/換装不可)となる。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はモデルによって512GBまたは1TBを備える。
ディスプレイは13.3型(アスペクト比16:10)で、ハードウェアベースのブルーライト抑制機能を備える。モデルによって、パネルのスペックは以下のいずれかになる。
WebカメラはフルHD撮影と顔認証に対応している。ポート類は左側面にThunderbolt 4端子×2とHDMI 2.1出力端子を、右側面にUSB 3.2 Gen1 Type-A端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を備える。ワイヤレス通信はWi-Fi 6(Intel Evoプラットフォーム準拠モデルはWi-Fi 6E)とBluetooth 5.1に対応する。
Yoga Slim 7i Carbonは、カーボン素材を採用したクラムシェルタイプの13.3型モバイルノートPCだ。今回発表されたのは2022年に発売されたものの「マイナーチェンジモデル」で、CPUを第13世代Coreプロセッサに刷新している。他の主な仕様は従来モデルと同様となる。
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