Metaは4月28日、間もなく提供される「Meta Quest」向けのソフトウェア「v53」アップデートで、Meta Quest ProにWi-Fi 6Eのサポートなどを追加すると発表した。
このアップデートにより、自宅にWi-Fi 6E対応ネットワークがある場合、Meta Quest Proを使用して最大1.6Gbpsの高速ネットワークに接続できる。リモートデスクトップストリーミングのためのPCへの接続も高速になるので、「Meta Horizon Workrooms」や「Immersed」で作業も快適になるとしている。
v53アップデートでは、他にもヘッドセットを使い終わった後、完全にシャットダウンされる前にアプリのアップデートを行う機能も追加される。これにより、アプリを使おうとしたらアップデートがありすぐに利用できないという状況を最小限にできるとしている。アップデートを実施したくない場合には、電源を切る前に確認画面でアップデートをしない設定も可能だ。
また、2022年9月のv44アップデートで試験的に追加されたカメラの手ブレ補正や、フレームレート/ビットレート/アスペクト比選択などの機能が正式版となる。
さらに、新しいペアレンタルコントロールツールや、Meta QuestブラウザでのTwitchサポートなども追加される。
Amazonは4月26日(現地時間)、ヘルスケアデバイス「Amazon Halo」からの撤退を発表した。7月31日に全てのサポートを終了し、デバイス/アプリともに利用できなくなる。
Amazon Haloデバイスとしては、2020年にフィットネスバンドの「Halo Band」を発売し、2021年にはディスプレイが追加された「Halo View」、そして2022年には睡眠トラッキングを行うベッドサイドデバイスの「Halo Rise」が発売されている。
これらのデバイス全てでサポートが終了し、過去12カ月以内にHaloアクセサリーバンドを含めたHaloデバイスの購入者には、全額返金を行う。また、Haloではサブスクリプションサービスが提供されているが、この料金も今後は請求されなくなる。なお、Amazon Haloは日本では提供されていない。
Amazonは2022年待つから大規模なリストラを数回実施しており、Amazon Haloサポート終了もその一環と考えられる。Haloに関わっていた多くの従業員は解雇されるようだ。
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