続いて、タッチ操作およびスタイラスタッチペンについて見ていこう。本製品は指先でのタッチ操作に加えて、スタイラスタッチペンでの操作にも対応している。
スタイラスタッチペンはSurfaceなどにも採用されているMPP2.0規格に準拠しており、4096段階の筆圧検知と、45度の傾き検知に対応している(macOSおよびAndroidは筆圧検知には非対応)。ペアリングは不要なので、電源を入れればすぐに使い始められる。
使い勝手はタブレットのそれと同等で、実用性は非常に高い。ペンのバッテリー残量が見えないのはややマイナスだが、充電は側面にあるUSB Type-Cポートから行えるのは手軽でよい。ちなみに交換用のペン先も付属しており、長く使うにはうってつけだ。
これに加えて、本体後部には導電繊維のキャップも取り付けられており、指先を使わずにタッチ操作を行える。特に本製品は4K解像度ということで、倍率が100%や125%のまま使っているとボタンやリンクも極小サイズでタップしにくいため、こういったスタイラスタッチペンが利用できるのは重宝する。
以上のように、本製品は前回紹介した量子ドット採用の17型モデルと比べて、パネルおよび解像度、画面サイズが異なってはいるものの、デザインはほぼ共通で、機能についても実質的に横並びだ。
こういったことから、ウィークポイントとなるのは前回の17型モデルと変わらず、設置方式の選択肢が少ないことくらいとなる。キャリングケースやUSB PD対応の充電器、さらにはスタイラスタッチペン等のオプションも付属しており、お得な製品と言っていいだろう。
OLED採用、4Kの高解像度モデルということもあり、実売価格は税込みで7万7980円、セール時でも6万円台というのはややためらうポイントだが、3年の保証期間も込みということで、全部入りの製品を探しているユーザーにお勧めしたい。
ちなみに、タッチパネルを省くことで1万円ほど価格を下げたモデルも用意されているので、そちらも併せてチェックするといいだろう。
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