アイティプロテックの「LCD18HCR-IPS」は、18.5型という大画面を持つフルHD(1920×1080ピクセル)表示対応のモバイルディスプレイだ。持ち歩き用のカバーと一体型スタンドだけでなく、据置用のスタンドも付属するなど多彩な設置方法もサポートしているのが特徴だ。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けしよう。
まずは基本的な仕様を押さえておこう。画面サイズは18.5型で、解像度は1920×1080ピクセルだ。パネルはIPSで視野角は170度、コントラスト比は1000:1、リフレッシュレートは60Hzとなる。輝度は255ニトとされている。パネル表面はノングレアで、タッチ操作には対応していない。
ボディーの厚みは約11mmと、決して薄型というわけではないが、多くのモバイルディスプレイと違って背面に段差がないことから、非常にフラットに感じる。この辺りは、以前紹介した同社の15.6型モデル「LCD15HCR-IPS」とも共通するデザインだ。
本製品にはモバイル用とデスクトップ用、それぞれのスタンドが付属する。前者はこの手のモバイルディスプレイにはよくある、持ち歩き用の保護カバーと一体化したタイプで、画面を覆っているカバー部を背後にぐるりと一周させ、本製品の下に敷くようにして立てる。マグネットで吸着させるのではなく、ネジを使って取り付ける構造だ。
後者はデスクトップで使うための自立式のスタンドで、前述の15.6型モデルであるLCD15HCR-IPSとも共通する、スチール製の頑丈なモデルだ。モバイル用は横置きしかできないのに対して、こちらは90度回転させての縦置きにも対応するなど自由度が高い。詳しくは後述する。
続いて、多彩な接続方式をチェックしよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.