18.5型のビッグサイズでデスクトップ用スタンドも付属! VGA接続にも対応したアイティプロテックのモバイルディスプレイ「LCD18HCR-IPS」を試して分かったことモバイルディスプレイの道(1/5 ページ)

» 2023年11月08日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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 アイティプロテックの「LCD18HCR-IPS」は、18.5型という大画面を持つフルHD(1920×1080ピクセル)表示対応のモバイルディスプレイだ。持ち歩き用のカバーと一体型スタンドだけでなく、据置用のスタンドも付属するなど多彩な設置方法もサポートしているのが特徴だ。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けしよう。

アイティプロテック スタンド付属 LCD18HCR-IPS モバイルディスプレイ 18.5型 アイティプロテックの18.5型モバイルディスプレイ「LCD18HCR-IPS」。スタンドを除いたボディーサイズは、約432(幅)×258(奥行き)×11(厚さ)mmだ

18.5型の大画面モバイルディスプレイ! VGA接続にも対応

 まずは基本的な仕様を押さえておこう。画面サイズは18.5型で、解像度は1920×1080ピクセルだ。パネルはIPSで視野角は170度、コントラスト比は1000:1、リフレッシュレートは60Hzとなる。輝度は255ニトとされている。パネル表面はノングレアで、タッチ操作には対応していない。

 ボディーの厚みは約11mmと、決して薄型というわけではないが、多くのモバイルディスプレイと違って背面に段差がないことから、非常にフラットに感じる。この辺りは、以前紹介した同社の15.6型モデル「LCD15HCR-IPS」とも共通するデザインだ。

 本製品にはモバイル用とデスクトップ用、それぞれのスタンドが付属する。前者はこの手のモバイルディスプレイにはよくある、持ち歩き用の保護カバーと一体化したタイプで、画面を覆っているカバー部を背後にぐるりと一周させ、本製品の下に敷くようにして立てる。マグネットで吸着させるのではなく、ネジを使って取り付ける構造だ。

 後者はデスクトップで使うための自立式のスタンドで、前述の15.6型モデルであるLCD15HCR-IPSとも共通する、スチール製の頑丈なモデルだ。モバイル用は横置きしかできないのに対して、こちらは90度回転させての縦置きにも対応するなど自由度が高い。詳しくは後述する。

アイティプロテック スタンド付属 LCD18HCR-IPS モバイルディスプレイ 18.5型 メーカーロゴなどはなくシンプルなデザインを採用する。ベゼルは段差のあるタイプだ
アイティプロテック スタンド付属 LCD18HCR-IPS モバイルディスプレイ 18.5型 背面。カバー兼用スタンドはマグネットではなく背面上部にある2カ所のネジで固定する
アイティプロテック スタンド付属 LCD18HCR-IPS モバイルディスプレイ 18.5型 最も浅い角度で立てた状態。角度調節は実質3段階で行える
アイティプロテック スタンド付属 LCD18HCR-IPS モバイルディスプレイ 18.5型 最も深い角度で立てた状態。少々不安定だ
アイティプロテック スタンド付属 LCD18HCR-IPS モバイルディスプレイ 18.5型 正式な使い方ではないが、敷かれたカバーを折り返してフットプリントを狭くすることも可能だ
アイティプロテック スタンド付属 LCD18HCR-IPS モバイルディスプレイ 18.5型 カバーはネジで固定する方式だ。突起があるのでバッグなどへの収納時はやや気を使う
アイティプロテック スタンド付属 LCD18HCR-IPS モバイルディスプレイ 18.5型 収納状態からカバーを開き、背面に回してスタンドとして使用する
アイティプロテック スタンド付属 LCD18HCR-IPS モバイルディスプレイ 18.5型 本体の背面にはカバー固定用のネジ穴2つに加えて、VESAマウント用の穴が2×4=8個ある
アイティプロテック スタンド付属 LCD18HCR-IPS モバイルディスプレイ 18.5型 VESAマウント穴の間隔は75mmとなる
アイティプロテック スタンド付属 LCD18HCR-IPS モバイルディスプレイ 18.5型 これらVESAマウント穴は、付属のデスクトップスタンドへの取り付け時に使用する

 続いて、多彩な接続方式をチェックしよう。

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