デル・テクノロジーズが3月5日、プレミアムゲーミング ブランドであるAlienwareの新型ゲーミングノートPC「Alienware m16 R2」を発売した。16型のQHD+(2560×1600ピクセル)ディスプレイや最新のパワフルなCPUとGPUを搭載しながらも、持ち運べるサイズ感と重量を実現した意欲作だ。
この記事では、その魅力をチェックしていく。
Alienware m16 R2は、最新の「Intel Core Ultra プロセッサ(Hシリーズ)」と、「NVIDIA GeForce RTX 4050/4060/4070 Laptop GPU」を搭載している。
Core Ultra プロセッサは、IntelのCPUとしては初めて「Intel AI Engine」というNPU(Neural Processing Unit)を搭載し、推論処理をベースとするAI(人工知能)の処理が大幅に高速化した。対応するクリエイター向けアプリでは、映像の生成や処理でその威力を発揮できる。もちろんCPUコアの演算性能も向上し、ゲームにおいて重要な「シングルスレッド」だけでなく、クリエイター向けアプリで重視される「マルチスレッド」の処理も高速で行える。
NVIDIA GeForce RTX 4050/4060/4070 Laptop GPUは、多くのゲームにおいて高いパフォーマンスを発揮することが特徴で、特に超大作級(AAA)ゲームで多用される「リアルタイムレイトレーシング(RT)処理」の高速さに定評がある。深層学習ベースのAIを高速化する「Tensorコア」も搭載されており、これを生かしたゲーム映像の超解像技術「DLSS(Deep Learning Super Sampling)」によってゲームを高解像度かつ高フレームレートで楽しめるようになっている。
最新のCPUに最新のGPU――AI処理はもちろん、ゲームプレイやコンテンツ制作も快適にこなせる。
Alienware m16 R2は、Alienware m16の第2世代モデルとなる。先代と比べて一番大きく変わったのが放熱機構だ。
本モデルでは内部のレイアウトを見直し、放熱機構を小型化した。これにより、先代と比べて設置面積(フットプリント)が15%削減された。設置面積が削減されるということは、バッグ類に入れやすくなることも意味する。パワフルなPCを、一層持ち運びやすくなる。
「放熱機構が小さくなったら、放熱は大丈夫なの?」と心配するかもしれない。しかし、放熱機構の小型化に当たっては機構の形状や空気の流れ(エアフロー)を工夫することで従来機と同等レベルの冷却性能を確保しているので、心配は不要だ。いわゆる「熱だれ」をすることなく、ピーク性能を長時間維持できる。
ゲーミングノートPCの活躍の場は広がっている。昨今ではゲーム用途だけでなく、そのパフォーマンスを生かしてコンテンツの制作にも活用されている。さらには、Webブラウジングやオフィスアプリの利用など、普段使いでも使われることが多くなった。しかし、特に普段使いの場合、ゲーミングノートPCのパワフルさは騒音や消費電力の面でかえって不利になることもある。
そこでAlienware m16 R2では、ビジネス/カジュアル利用に適した「ステルスモード」と、ゲームに最適な「ゲームモード」をワンタッチで切り替えられるようになった(標準設定ではF2キー)。ステルスモードでは、冷却機構が静音性重視に切り替わると共に、ライティング(AlienFX)が自動で無効化され、キーボードのLEDバックライトもホワイト1色となる。
持ち運びやすくなった本体と合わせて、どこでも活躍しやすくなったといえる。
Alienware m16 R2の魅力は、ひとえに最新のパワフルなCPUと外部GPUをどこにでも持ち出せることにある。最大240Hz駆動の16型ディスプレイで、ハイエンドゲームを好きな場所で楽しむのもいいだろうし、お気に入りのカフェでコンテンツ制作を行うのもいいだろうし、リラックスタイムには大画面で動画を楽しめる。思った以上にオールマイティーな活躍を見せてくれるはずだ。最大240W出力のACアダプターもGaN(窒化ガリウム)を適用することで小型化を果たし、持ち運びやすくなっている。
本機の魅力は、これだけにとどまらない。この記事を読んで興味を持った人は、デル・テクノロジーズのWebサイトをチェックしてみてほしい。
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