PCI Express 5.0接続SSDの“本命”か? 超高速な「Samsung SSD 9100 PRO」2TBモデルの速度や温度をチェック(2/3 ページ)

» 2025年03月19日 00時00分 公開
[モリケンITmedia]

ベンチマークテストは最新環境で!

 ここからは実際の読み書きパフォーマンスをチェックしていく。

 比較用として、ITGマーケティングからは990 PROの2TBモデルも借りている。カタログスペックで比較すると、9100 PROは消費電力が少し増えている。パフォーマンスが高くなるのはいいとして、発熱はどうなるのかは気になるところだ。テストの過程で併せてチェックしたい。

 今回はAMDの「Ryzen 7 9700X」と、Intelの「Core i7-14700K」「Core Ultra 7 265K」の3種類のCPUで構築した自作PCで両モジュールの“実力”をチェックする。いずれのSSDもPCIe 5.0 x4対応のM.2スロットに装着し、OSの起動用SSD(PCIe 4.0接続)は2番目のM.2スロットに装着している。

スペック比較 9100 PROと990 PROの主なスペック
環境 検証環境の主なスペック

異次元の“速さ”を見せる9100 PRO

 まず、「CrystalDiskMark 8.0.6」を使って9100 PROの読み書き速度をチェックしてみよう。

 連続読み出し(SEQ1M/Q8T1)の速度を見てみると、Ryzen 7とCore i7の環境ではそれぞれ14.5GB、毎秒14.2GBとほぼ公称値の超高速ぶりを見せた。一方で、Core Ultra 7の環境では毎秒約12.4GBと十分に超高速ではあるものの、公称値には届いていない

 一方、連続書き込み(SEQ1M/Q8T1)については、どの環境でも毎秒13.3GB程度の公称値通りだった。いずれにしても、現時点におけるコンシューマー向けSSDとしては最速といっていいだろう。

 ランダムアクセスはどうだろうか。Q32T16のテストでは読み出しが毎秒7GB超、書き込みが毎秒6GB超と、PCIe 4.0 x4のSSDにおけるシーケンシャル並みのパフォーマンスを発揮している。Q1T1のテストではCore Ultra 7環境において読み出しが毎秒101.03MB、書き込みが毎秒303.42MBと、Ryzen 7のシステムより速かった。

CDM CrystalDiskMark 8.0.6の結果(左からRyzen 7、Core i7、Core Ultra 7のシステム)
CDM 上記をグラフにまとめたもの

990 PROも十分速かったが……

 続いて、CrystalDiskMark 8.0.6を使って9100 PROと990 PROの速度を比較してみよう。このテストはCore Ultra 7環境でのみ行っている。

 結果は以下に示すグラフを参照してほしいが、連続読み出しは2倍にこそ届かなかったものの、990 PROの毎秒7.13GBから毎秒12.4GBとかなり高速化している。連続書き込みは毎秒6.82GBから13.23GBと、990 PROのほぼ2倍だ。PCIe 5.0 x4の帯域をしっかりと使えている。

 一方、ランダム(Q32T16)の読み込みでは、毎秒6.4GBから毎秒7.68GBと約20%高速化、ランダム(Q1T1)は毎秒98.9MBから毎秒101MBと微増だった。

 990 PROも十分に高速だったが、特にシーケンシャルについてはいい感じで“突き放せている”ようだ。

990 PRO 990 PRO(左)と9100 PRO(右)の結果
990 PRO 上記をグラフにまとめたもの

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  7. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
  10. カプセルトイ「手のひらネットワーク機器」第5弾のラインアップを決める“ユーザー選挙”投票受付を開始 (2026年06月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー