MicrosoftがCopilot+ PCやWindows 11向けの新機能を紹介/OpenAIが営利企業化を断念 今後も非営利法人が運営週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)

» 2025年05月11日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

認証アプリ「Microsoft Authenticator」のパスワード自動入力機能が廃止される

 Microsoftが「Microsoft Authenticator」のパスワード自動入力(オートフィル)機能を2025年7月に廃止するとサポートページで明らかにした。

photo Microsoft Authenticatorのパスワード自動入力機能が廃止される

 Microsoft Authenticatorは、スマホ(iOS/Android)向けのパスワード管理アプリだ。PCなどでMicrosoft アカウントにログインした際に、スマホにインストールしたMicrosoft Authenticatorの通知をタップすることでログインを認証できる。この他、Microsoft アカウント以外のパスワードなどを保存し、モバイル上でオートフィルプロバイダーとしてパスワードの自動入力を行える。

 このオートフィルプロバイダーとしての機能を廃止するとのこと。廃止までのスケジュールは以下の通りとなっている。

  • 2025年6月以降、Authenticatorに新しいパスワードを保存できなくなる
  • 2025年7月中は、Authenticatorによる自動入力が使用できなくなる
  • 2025年8月以降、保存したパスワードは Authenticatorではアクセスできなくなる

 なお、保存したパスワードはMicrosoft アカウントに同期され、引き続き利用できる。Edge ブラウザでは自動入力も利用可能だ。また、アプリ自体はMicrosoft アカウントに特化したものとして存続する。パスキーも引き続き利用できる。

「Windows 11 バージョン24H2」の展開が最終段階へ 一般PCには自動で適用に

 Microsoftは5月2日、Windows 11バージョン 24H2の段階的な展開が最終段階に到達したと発表した。IT部門によって管理されていないWindows 11 HomeおよびProエディション(バージョン 23H2/22H2/21H2)のデバイスは、バージョン24H2へのアップデートが自動的に適用されることになる。

photo Microsoftは、Windows 11バージョン 24H2の展開が最終段階に達したと発表した

 対象となるデバイスでは、Windows Updateから24H2にアップグレードが行われる。ただし、一部のデバイスでは、既知の問題によりセーフガードホールド措置が取られ、24H2にアップグレードできないことがある。現在、以下の7件がセーフガードの対象となっている。

  • 壁紙カスタマイズアプリケーションが期待通りに動作しない
  • sprotect.sysドライバーを使用するアプリを搭載したデバイスが応答を停止する
  • cridspapo.dllを含むDirac Audioを搭載した一部のデバイスで、オーディオ出力が失われる
  • カメラを使用すると、一部のアプリケーションが応答しなくなる
  • Safe Exam Browserアプリケーションが開かない
  • Easy Anti-Cheatを使用している一部のデバイスが応答を停止し、ブルースクリーンが表示される
  • Intel Smart Sound Technologyドライバとの互換性の問題

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