Microsoftは7月8日、現在サポートしているWindows 11およびWindows 10の全バージョンに対し、月例セキュリティ更新プログラムの配信を開始した。
Windows 11 24H2向けは「KB5062553」、Windows 11 23H2/22H2向けは「KB5062552」、Windows 10 22H2/21H2向けは「KB5062554」、Windows 10 1809向けは「KB5062557」となる。
本更新プログラムでは、CVE番号ベースで130件の脆弱(ぜいじゃく)性に対応した。このうち深刻度を「Critical(緊急)」と評価しているのは以下の14件だ。
特に「CVE-2025-47981:SPNEGO Extended Negotiation(NEGOEX)Security Mechanism Remote Code Execution Vulnerability」は、CVSSスコアが9.8と高く、注意が必要だ。
また、「CVE-2025-49719:Microsoft SQL Server の情報漏えいの脆弱性」に関しては、深刻度は「Important(重要)」ながら、更新プログラムのリリースよりも前に脆弱性の詳細が公開されていることを確認しているという。
ソースネクストは7月3日、10月14日に予定されているWindows 10のサポート終了後も、同OS向けのサポートを当面の間、継続すると発表した。
ソースネクストでは、これまでWindows 10のサポート終了と同時に同OS向け製品のサポートを終了するとしていたが、Window 10で同社製品を利用しているユーザーが多いこと、MicrosoftがWindows 10の拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を開始し、一定条件を満たす個人ユーザーには無償で提供することなどを考慮し、同OS向け製品のサポートを延長するという。
ただし、Windows 10に起因する問題に関しては対応できない可能性があるとのことだ。また、ESUを利用せずにWindows 10を使い続けるのは危険なため、同OSの継続利用を推奨するものではなく、状況により予告なくサポートを終了する場合もあるとしている。
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