GIGABYTEが東京ゲームショウに初参戦 eスポーツチーム「QT DIG∞」と共同でブースを展開 発売前の実機も東京ゲームショウ2025(2/2 ページ)

» 2025年09月26日 12時00分 公開
[すまさITmedia]
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「白い」PCパーツも勢ぞろい

 PCパーツは、「GIGABYTE」「AORUS」ブランドのホワイトモデル「ICEシリーズ」が展示されている(「GeForce RTX 5070 AERO 12G」のみICEが付かないホワイトモデル)。

 最近はECサイトで購入する際に「ICE」をキーワードに入れて検索している人も多いとのことで、ICEシリーズの知名度が高くなってきていると実感しているという。

白いパーツ PCパーツはホワイトの「ICEモデル」を展示している(GeForce RTX 5070 AERO 12Gには「ICE」が付かないがホワイトカラーを採用している)

 この中で注目したい製品は、Socket AM5対応マザーボード「X870E AORUS MASTER X3D ICE」「X870E AORUS PRO X3D ICE」だ。動的AIオーバークロック機能「X3D Turbo Mode 2.0」に対応しているのが特徴で、9月26日に発売された。つまり、取材当時は「発売直前のお披露目」だったということだ。

X870E AORUS MASTER X3D ICE 「X870E AORUS MASTER X3D ICE」はハイエンドマザーボードの中でも上位に位置するモデルで、電源回りの回路を一層強化し、I/O(ポート類)上部にライティング機能が設けられている

X870E AORUS PRO X3D ICE 「X870E AORUS PRO X3D ICE」もハイエンドモデルだが、 MASTERと比べると一部スペックを抑えることで低価格化を実現した

ディスプレイは国内未発売製品も展示

 GIGABYTEはゲーミングディスプレイにも力を入れている。今回は、国内未発売製品も含めて複数展示されていた。

 注目は、280Hz駆動に対応する27型ゲーミングディスプレイ「MO27Q28G OLED Gaming Monitor」だ。LG Display製の「第4世代WOLED(ホワイトOLED)技術」を適用した有機EL(OLED)パネルを搭載しており、有機ELディスプレイではシェアの高いSamsung Display製の「QD-OLED」パネルと比べてピーク輝度が高いことが特徴だ。

 日本では10月の発売を予定しており、価格は11万円程度を想定しているという。GIGABYTE製ゲーミングディスプレイで採用されていることが多い「KVM機能」にも対応しているため、複数のPCを使う環境でも役に立つだろう。

MO27Q28G OLED Gaming Monitor 日本では10月発売予定の「MO27Q28G OLED Gaming Monitor」

1台70万円クラスのAIコンピュータ(実物)も展示

 事前予告がなかった“変わり種”として、NVIDIA GB10 Grace Blackwell Superchipを搭載したAIコンピュータ「AI TOP ATOM」の“実物”がパッケージと共に展示されていた。手に取ることも可能だ。

 AI TOP ATOMは、NVIDIAが提唱するAI特化型ミニPC「DGX Spark」のGIGABYTE版で、日本では10月中旬以降に発売する予定だ。既に大学の研究室などか120件ほどの問い合わせがあるという。

 DGX Sparkの価格は70万円程度からとなっており、AI TOP ATOMも同程度の価格となると思われる「超高価なAIコンピューティングシステムをこんなに気軽に展示して大丈夫?」と思うところだが、説明員が常に見守っているので大丈夫とのことだ。

AI TOP ATOM 「AI TOP ATOM」は、NVIDIA DGX SparkのGIGABYTE版だ
背面 背面のポート類。稼働はしていないものの“実物”とのことで、説明員が常に目を光らせているという
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