Razerの高精度ワイヤレスコントローラー「Razer Raiju V3 Pro」を試す PS5公式ライセンス取得+PCでも快適に使える(1/2 ページ)

» 2025年11月05日 17時00分 公開
[でこいITmedia]

 Razerが展開するハイエンドゲームパッド「Raiju」シリーズに、PlayStation 5/PC対応の最新モデル「Razer Raiju V3 Pro」が登場した。事実上の先代となる「Razer Raiju Ultimate」「Razer Raiju Tournament Edition」が2018年に発売されて以来、実に約7年ぶりとなる新モデルで、競技使用のユーザーを想定して開発された“プロモデル”だ。直販価格は3万2980円(※1)となっている。

(※1)Esports Green Editionは1000円増し

 最大の特徴は、操作スタイルに合わせて自由にカスタマイズできる6つの「リマッパブルボタン」と、Razer独自の「磁気式TMRスティック」を採用している点にある。背面の4ボタンと上部の2バンパーを組み合わせることで、PlayStation 5の標準コントローラー「DualSense」にはない操作の最適化を実現した。TMRスティックは磁気センサー式で高い入力精度と耐久性を両立しており、繊細なエイム操作を求めるFPS(1人称視点)シューティングゲームのプレイヤーにも適している。

 本製品はRazer独自の2.4GHz無線「HyperSpeed Wireless」とUSB Type-Cによる有線接続のハイブリッド式で、Bluetoothには対応しない。ポーリングレートは無線利用時で250Hz、有線接続時は最大2000Hz(PCのみ)で、超低遅延を実現している。

 さらに、メカニカルスイッチのクリック感を持つ「メカタクタイル PBT」ボタンや、即時応答を可能にする「HyperTrigger」、そして低遅延通信を実現する「Razer HyperSpeed Wireless」など、Razerらしい高速応答設計が随所に盛り込まれている。専用アプリ「Razer Synapse 4」やモバイルアプリによるプロファイル管理にも対応し、細部まで自分仕様にチューニングできる点も魅力だ。

Razer Raiju V3 Pro Razer Raiju V3 Proはブラック、ホワイト、Esports Green Edition(グリーン)の2色展開となる。今回はブラックモデルをレビューしている

外観と機能をチェック!

 本製品は、PlayStation 5の公式ライセンスを取得している。そのこともあって、ボタンやスティックの配置は純正のDualSenseに近い。今回レビューするブラックモデルはRazerのゲーミングデバイスらしい外観で、マット仕上げの樹脂素材を採用している。

 本体サイズは約168.8(幅)×113.4(奥行き)×65.1(厚さ)mmと、DualSenseよりやや大きい。しかし、グリップ部のラバー加工によって安定したホールド感を得られる。重量は約258gと軽く、ワイヤレスコントローラーとしては取り回しが良い。長時間のプレイでも手の負担は少ない。

 手に吸い付くようなグリップも手伝って、DualSenseに慣れたユーザーでも違和感なく操作できるだろう。

正面デザイン 正面の様子。ボタン/スティック配置はDualSenseと同じだ

 パッケージには本体の他、Razer HyperSpeed Wireless 2.4GHz用USBドングル、USB Standard-A to Type-Cケーブル(約2m)、交換用サムスティックキャップ(凹型長キャップ/凸型短キャップ)、キャリングケース、背面ボタンカバー(M3〜M6ボタンの未使用時に装着)と交換用ドライバーが付属する。トーナメント用に持ち運ぶことも想定した構成で、外出先でも“セットアップ”に困ることはない。

 ボタンのレイアウトはDualSenseと同様だが、Raiju V3 Proでは追加の「ファンクションボタン」を備えている。これを押さえた状態で方向キー(上/下)を押すとヘッドセットの音量調整(上/下)、◯/×/□/△ボタンを押すとプロファイルを切り替えられる。

 ゲーム中でもアプリを開かずに設定変更が行えるので、操作を途切れさせることがないことも実用的だ。

下部 本体下部には、3.5mmヘッドセットジャックを備える
サムスティックの交換 左のサムスティックキャップを交換したところ。上が凹型長キャップ、下が凸型短キャップとなる
実測重量 重量は実測で259.8gだった
付属品 パッケージに含まれるもの。キャリングケースを使えば、全てを一緒に持ち運べるようになっている

 コントローラー上部のL1/L2ボタンとR1/R2ボタンの間には、M1/M2ボタンを配置している。さらに、背面のグリップ部にも着脱可能なM3〜M6ボタンを備えている。M1〜M6ボタンはいずれもRazer Synapseを介して自由にリマップ可能だ。

 M3〜M6ボタンについて、使用しない場合は取り外した上でカバーに付け替えることで誤操作を防げる。

 トリガーストップスイッチを搭載し、スイッチを外側にスライドさせるとHyperTriggerモードが有効になり、L2/R2トリガーのストロークが短く、マウスクリックのような即応性を得られる。FPSなど素早い射撃が求められるジャンルでは特に効果的だ。

上部 上部にはL1/R1ボタン、L2/R2ボタン(トリガー式)とM1/M2ボタンを配置している。中央にはバッテリーの充電と有線接続時に使うUSB Type-C端子を備える
背面 背面にはM3〜M6ボタンを備える
カバー M3〜M6ボタンは、使わないときはカバーと付け替えることで物理的に動作しないようにできる
背面上部 背面上部にトリガーストップスイッチと有線/無線切り替えスイッチ、接続先切り替えスイッチを配置している

 接続はRazer独自のHyperSpeed WirelessまたはUSB Type-Cによる有線となる。DualSenseとは異なりBluetoothは利用できないため、HyperSpeed Wirelessを使う場合は付属のUSBドングルをPlayStation 5またはPCに接続する必要がある。

 HyperSpeed Wirelessによる通信は極めて安定しており、入力遅延もほとんど感じられない。Synapse 4による詳細設定と組み合わせることで、FPSゲームやアクションゲームなど、反応速度が求められるゲームでも高いパフォーマンスを発揮可能だ。

 PlayStation 5とPCの両方でゲームをプレイするユーザーにとって、DualSenseと同じレイアウトでありながら、高精度な操作性と豊富なカスタマイズ性を備えたRaiju V3 Proは、扱いやすく完成度の高い1台といえる。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月25日 更新
  1. 画面が伸びる! 勝手に回る! デジタル文房具の未来を拓くLenovoの“変態ギミック”搭載PC 3選 (2026年02月23日)
  2. AI故人との対話は「1年」まで?――開発者があえて「卒業」を推奨する理由 (2026年02月24日)
  3. 羊の皮を被った赤い狼 日常に溶け込む“ステルス”デザインにRTX 5070を秘めたゲーミングノート「G TUNE P5(レッド)」レビュー (2026年02月24日)
  4. パーツ高騰の救世主? 実売6000円弱のコンパクトPCケースや1.4万円のIntel H810マザーが話題に (2026年02月23日)
  5. 16GB版と8GB版のすみ分けが進むRTX 5060 Ti――HDD「完売」報道の影響は? 今週末のアキバパーツ事情 (2026年02月21日)
  6. モニター台とドッキングステーションが合体した「Anker USB-C ハブ 10-in-1 Monitor Stand」が28%オフの1万7990円で販売中 (2026年02月20日)
  7. マウスの概念が変わる! ロジクールG「PRO X2 SUPERSTRIKE」が切り開く“身体感覚”と直結する新たなクリック体験 (2026年02月18日)
  8. ルンバが日本のために本気を出した! 「Roomba Mini」が示す“小が大を兼ねる”新基準とは (2026年02月21日)
  9. サンワ、手首の負担を軽減するエルゴデザイン形状のワイヤレストラックボール (2026年02月24日)
  10. Amazfit、チタン合金ボディーを採用した高耐久スマートウォッチ (2026年02月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年