デル・テクノロジーズは12月18日、大手町本社(東京都千代田区)に法人向けショールーム「Tech Rally Residency Tokyo」を開設した。来訪は無料だが、同社の法人営業担当者を通して予約する必要がある。
12月18日に行われたTech Rally Residency Tokyoの開設テープカットセレモニー。当日は米Dell Technologiesからジャシンタ・クワァー氏(中央:クライアント ソリューションズ グループセールス アジアパシフィック・日本・中国担当バイスプレジデント)が来日し、テープカットに臨んだTech Rally Residency Tokyoは、2024年9月に誕生した常設展示場「AI Innovation Lab」を補完するショールームで、デル・テクノロジーズのクライアント製品(PC/ワークステーション)、周辺機器(ディスプレイ/会議用デバイスなど)やこれらを活用したソリューションを“体験”できるようになっている。
このショールームはデル・テクノロジーズが2024年11月に独自設置した「Client Solutions & AI Lab」の展示内容を厳選したものだが、今回はDell Technologies(親会社)がIntelの協力のもとグローバル展開している取り組みの一環として、東アジア/東南アジア地域では初めて設置される。
Tech Rally Residency Tokyoと同趣旨のショールーム(カスタマーソリューションセンター)はイギリス・ロンドンやイタリア・ミラノなどに設置済みだが、東アジア/東南アジア地域では初設置だというクライアント製品や周辺機器は主要なモデルを網羅しており、実物を使って比較/検討したり、クライアント製品と周辺機器を組み合わせて使うメリットを体感できる。
また、企業向けセキュリティ/管理システム「Intel vPro」はもちろん、自社の「Dell Tech Direct Console」「Dell Peripheral Manager」、Absolute Softwareの「Absolute Secure Endpoint」やNPU搭載PCを使ったローカルLLM(大規模言語モデル)による生成AIの実演デモンストレーションを受けることが可能だ。
またこの展示場では、NVIDIAのGB10 Superchipを搭載する小型スーパーコンピュータ「Dell Pro Max with GB10」やハイエンドGPUを搭載したワークステーションのデモ展示も用意されている。
Dell Pro Max with GB10では、ほぼ“つるし”の状態でローカルAI処理を行うデモンストレーションを行っている。「クラウドに依存せず、高速なAI処理を行いたい」というニーズに応えられるという
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