PFUの小型ドキュメントスキャナ「ScanSnap iX110」は、従来の「ScanSnap iX100」の後継モデルだ。
筆者はiX100を2014年の発売から使い倒しており、摩耗→買い替えを繰り返して現在3代目となるのだが、唯一と言っていい不満点は、有線ポートがUSB MicroーBであることだった。
10年以上前の製品ということでUSB Type-Cでないのは当然と言えば当然で、実用レベルで何らかの問題があるかといえば「No」なのだが、既に身の回りの周辺機器類はほぼ全てUSB Type-Cの移行を済ませているだけに、USB MicroーB仕様が残っていることに居心地の悪さを感じていた。
今回登場したScanSnap iX110は、そのiX100のポートをUSB Type-Cに置き換えたモデルだ。筆者はかねて機能追加やリニューアルは不要なので、ポートの仕様だけを変更したモデルがほしいと考えていたので、まさにその通りのモデルが登場したことで迷わず購入に至った。
そんな本製品のメリットは、普段からデスク上に置いておいても全く邪魔にならず、使う時だけ手前に引っ張り出せば済むことだ。複数枚を同時セットしてのスキャンや、表裏の一括スキャンには対応しないが、それが故の使いやすさがあり、カールさせにくいカード類や名刺も難なく対応でき、重送エラーを出さずに封筒をそのままスキャンできるのも、筆者にとってはありがたい仕様だ。
正直なところ、上ブタを開くことで原稿を手前にリターンさせる機構や、ワイヤレス接続すらも省いてもらって筆者的には一向に構わないのだが、これらはあって困るわけではないので、今回そうした機構面に手が加わることなく、ポート形状だけが刷新されたのは非常に好印象だ。値上がり幅はほんのわずかで、今後もおすすめできる製品であり続けてくれそうだ。
続いては、スマートホーム部門だ。
ブラックフライデーセール前に自腹で買った「Aqara」の高性能人感センサーを試す スマートホーム化にピッタリ
ミリ波レーダーで高度な検知を実現する「スマート人感センサーFP2」を試す 室内の転倒検出や睡眠モニターも実現
自宅サーバにもアリな“モンスターNAS” HDD6台にM.2 SSDを2枚、さらに10GbE対応NICも2枚載る、UGREENの最上位モデル「NASync DXP6800 Pro」を試す
NAS市場に参入したUGREENの「NASync DXP4800 Plus」を試す 新規ユーザーを招き入れるスマホファーストな設計に好印象
空間オーディオ対応の最上位モデルがフルモデルチェンジ Amazonのスマートスピーカー「Echo Studio(2025年発売)」をチェックしたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.