スマートホームの普及とともに、人感センサーを活用するデバイスが増えている。人の通過を検知してカメラの録画を開始したり、照明をオンにしたり、といった具合だ。これらは個々のデバイスに内蔵されている場合もあるが、さまざまなデバイスの動作のトリガーとなるよう、単品で販売されていることも多い。
これらのスマートホーム連携を前提とした人感センサー単品は、複数のメーカーから販売されているが、中でも飛び抜けてラインアップが充実しているのが、中国のLumi United Technologyが手がけるブランド「Aqara」(アカラ)の製品だ。国内での知名度は決して高くないが、この人感センサーを含めてさまざまなスマートホームデバイスを取りそろえており、近年はヨドバシカメラをはじめとした量販店での販路も拡大している。
今回は同社の人感センサー3製品を国内代理店から借用したので、どのような違いがあるのか、どんな用途に使えるのかをチェックしてみた。
人感センサーはどれも同じで、そんなに違いはないのでは? と思う人も多いだろうが、今回紹介する3製品は、全くといっていいほど機能が異なっている。具体的な特徴を順に見ていこう。
まず最も安価な「P2」は、シンプルな動体検知のみとなっており、前を通過するとオンになり、そのままじっとしているとオフになる。市販のセンサー電球に用いられる人感センサーと大差なく、しばらく動きがないとオフになってしまうため、誰かが継続して在室しているかを確認するには向かない。
一方で、後述の2製品と違って電池駆動なので、設置場所の制約も少ない。光センサーを合わせて搭載しているのも特徴といえる。MatterやThreadに対応するなど、プラットフォームも幅広い。Amazonでの実売価格は4880円だ。
メイン画面。動いている人がいるかいないかだけを検出するシンプルな仕様だ(左)。設定画面。この画面にはないが光センサーも搭載する(中央)。Matter対応で同社ハブの他、AppleのHomeアプリなどとも連携が可能だ(右)続いてミドルクラスにあたる「FP1E」は、ミリ波を使って動体を検知するため、センサーの前を横切った人がそのまま室内でじっとしていても、そのままオン状態が持続する。例えば部屋の中に入ってきて、そのまま就寝した場合、先のP2では動きが止まった時点でオフになるが、本製品はオンの状態が維持される。
こうした特徴から、本製品は室内に人がいるか否かを継続して確認するには最適だ。ただし検知できる人数は1人だけで、部屋のどの場所にいるのかを知る術はない。活発に動き回っているか、それともじっとしているかは分からないが、とにかく室内にはいる、といった具合に把握可能だ。
検知範囲は120度とP2よりは狭いので、室内でも角などに設置するのがベターだ。ちなみにこちらは乾電池駆動ではなく、USBによる給電が必要で、Matterでの接続には別途同社のZigbeeハブが必要になる。Amazonでの実売価格は8890円だ。
メイン画面。AI学習機能を使うことで空間を正確に認識し誤検知を減らせる(左)。設定画面。ミリ波を使うのは後述する最上位モデルの「FP2」と同じだが、機能は全体的にシンプルだ(中央)。検知範囲は最大6mまでと、FP2(最大10m)と比べるとやや狭い(右)
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