ViXionシリーズで使われている液体レンズは、センサーで測定した対象物との距離に応じて、レンズ内の液体の厚みを瞬時に変化させることでピントを調整する仕組みだ。これにより人間の目のピント調節機能を代替し、5cmの至近距離から遠方の景色まで、視線を動かすだけで滑らかにピントが合う体験を実現している。
今回のViXion2は、特に9mmのレンズ部分について開発に1年半を費やしたという。従来のクラウドファンディングを中心とした展開から、家電量販店などの実店舗への展開を強化した点も大きな特徴だ。報道陣向け説明会に登壇したViXionの小島健太郎氏(事業開発部長)は、次のように語る。
「前モデルのViXion01Sを発売して以降、350人以上のユーザーからフィードバックをいただいた。そこで最も多かった課題が視野の広さや、手元での作業時に下が見にくいといった装着感の問題だった。これらを解決するために試行錯誤し、レンズ径の拡大やチルト機構の採用に至った」(小島氏)
販路の拡大については「これまでは体験できる場所が少ないという声も多かった。今回は発売前から全国の家電量販店などでデモ機を設置する。高価な製品だからこそ、まずは店頭で実際にピントが合う驚きを体験してほしい」と、実機に触れる機会を重視する姿勢を強調した。
記者も実際にViXion2を装着して試してみたが、やはり視野面積拡大の効果は大きく、例えば読書の快適さがかなり向上していた。これなら映画館でも使えるのではないか。また、業務用を想定したViXion2 Proについてはテンプル(つる)が顔の形にフィットしやすく、頭を動かしてもずれない快適さがあった。
昨今はARグラスなどが話題に挙がることも多いが、人々が直面する身体的な困りごとを解消するデバイスとして、そうした製品よりも恩恵を感じられる人が多いのではないかとも思った。
PC USERでは、後日に詳細なレビュー記事を掲載予定だ。
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