新生活準備シーズンのこの時期は、例年マシンを組む需要が高まる。では、2026年はいくら用意すれば思い通りのマシンが手に入れられるのだろうか?
「標準設定でゲームがそれなりに楽しめるマシン」を各ショップに尋ねて回ったところ、現在は20万円強を目安に提示するショップが大半だった。
パソコン工房 秋葉原パーツ館は「8GBメモリ搭載のGeForce RTX 5060カードで組むなら、さまざまな割引を適用して20万円強というのが現実的ですね。DDR4環境やグラフィックスカードなしの環境なら20万円を切りますが、DDR5ベースだと正直厳しい。何がどこまで必要で、どこを妥協するかですよね」と語る。
過去のレポートを振り返ってみると、コロナ禍のまっただ中だった2020年には、特別定額給付金に絡めてトータル10万円で組める構成が流行した。そこから徐々に値上がりしていき、2021年9月には「15万円が目安」になり、2023年2月には「15万円では厳しい」と、最安クラスで16〜18万円の構成が目立つようになっていた。
その流れにメモリなどの高騰が加わったのが、現在の予算感といえるだろう。「20万円強になってしまった」と捉えるか、「まだ20万円強で収まっている」と捉えるかは迷うところだが、2026年に入ってPC一式の見積もりを取る人には後者の印象を抱く人が多い様子だ。
そこには、いろいろな工夫の妙がある。ドスパラ秋葉原本店は「ケースや電源はコスパに優れたモノがたくさん選べますし、グラフィックスカードも5万円前後で買えるGeForce RTX 5050搭載カードがなかなか優秀です。うまく組み合わせれば、そこまで値上がりの影響を強く受けていないパーツでそろえることもできるかなと思います」という。
期間や場所限定のセールも追い風を生む。パソコンSHOPアークも「ウチを含めて3月は決算セールを打つショップが多く、店頭限定のセットもなかなかお得なので、上手に構成していただいたら、結構予算を抑えられると思います」と話していた。
メモリなどの価格は、今週も大まかにみれば横ばいが続いている印象だ。そして、今後はなかなか見通せないのもこれまでと同じ。ならば、さまざまなセールやセット割が選べるうちに入手するのが良策といえるかもしれない。
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