ASUS JAPANは4月21日、国内で発売予定の新型Wi-Fi(無線LAN)ルーター「ROG Rapture GT-BE19000AI」を報道関係者やインフルエンサーに披露した。発売日や想定価格は後日改めて発表される。
実際に稼働しているROG Rapture GT-BE19000AI。ROG(Republic of Gamers)ロゴの部分にはLEDライトが仕込まれており、ASUSが提供するユーティリティーを利用して光り方を設定できるROG Rapture GT-BE19000AIは、ASUSのゲーミング向けWi-Fiルーター「ROG Rapture」シリーズの最新ハイエンドモデルとなる。PC周辺機器における昨今のホワイトブームを受けてホワイトボディーを採用したことと、Wi-Fiルーターとしては世界で初めてAIコア(NPU)を搭載したことが特徴だ。
NPUはSynaptics製の「SL1680」(4コア)で、ピーク性能は7.9TOPS(毎秒7兆9000億回の演算)となる。現時点において、NPUは管理画面のヘルプ機能(※1)や「Docker」の実行環境(後述)、AIベースの脅威/広告ブロック機能で活用されている。
(※1)4月21日時点では日本語での質問には対応していない(UI自体は日本語化されている)
NPUを生かした機能として、自然言語でルーターの設定について質問すると適切な設定を提案/適用してくれる「AIアシスタント」を搭載している。ただし、先の注釈で触れた通り、4月21日時点では日本語には対応していない(日本語対応はリクエスト中とのこと)プロセッサ(SoC)はBroadcomの「BCM4916」で、CPUコアは4基構成(最大2.6GHz)となる。メモリー4GBとストレージ32GBが、「NPU用」と「ルーター用」でそれぞれ用意されている。
先述の通り、本製品にはDockerの実行環境を統合しており、ユーザーがDockerコンテナ(アプリ)を用意することで「IoTデバイスの制御」「ネットワークカメラによる自動監視」「VPN接続」といった機能を追加できるようになっている。
無線LANはWi-Fi 7(IEEE 802.11be)規格で2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯での通信に対応する(4×4)。Wi-Fi 7規格における最大通信速度(最大帯域幅で通信した場合の理論値)は、6GHz帯が1万1529Mbps、5GHz帯が5764Mbps、2.4GHz帯が1376Mbpsで、これらの帯域を束ねて通信を高速化(または安定化)させるオプション機能「MLO(Multi Link Operation)」にも対応する(※2)。製品名の「19000」は、これらの速度を単純合算した概数に由来する。
(※2)MLOを利用する場合は、クライアントデバイス側も対応する必要がある
有線ポート類は以下のものを備える。
ゲーミングポートは、ROG Raptureではおなじみの装備で、ゲームに関するパケットを検知すると自動的にパケット通信(トラフィック)を優先するようになっている。本製品に関しては、AIを活用した「Adaptive QoE(Quality of Experience)」機能によって、無線LAN接続のデバイスでもトラフィックを優先的に割り振れるようになっている。
面白い機能として、スマートフォン/タブレットのUSBテザリングやUSBモデムによるインターネット共有機能にも対応している。これはASUS製Wi-Fiルーターでは広く採用されている機能だ。
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