ライカ共同開発の2眼ジンバル「Insta360 Luna Ultra」レビュー 12倍望遠、画面分離ギミックを持つ片手8Kカメラ:武者良太の我武者羅ガジェット道(3/4 ページ)

» 2026年06月15日 22時00分 公開
[武者良太,ITmedia]

「Luna Ultraを買うならコレ!」と言いたいクリエイターキット

 今回はLuna Ultraの「クリエイターキット」を試していますが、本パッケージにはカメラ本体に加えて保護カバー、外部マイク「Insta360 Mic Pro(風防、マグネット、クリップ付き)」、広角レンズ、バッテリーハンドル、専用ポーチなどが付属しています。

photo クリエイターキットの充実した付属品

 この他にも、スライド式保護ケースやPOVヘッドトラッカー、カメラライト、専用フィルター、ネックマウントなどが別売りオプションとして展開されます。市場想定価格は標準版が11万9800円、豊富なアクセサリーがそろうクリエイターキットが13万6900円からです。

 中でも個人的に注目しているのが、ユニークな機構を持つ「POVヘッドトラッカー」です。

 これはワイヤレスイヤフォンのように耳に装着するトラッカーで、ユーザーの頭の動きに連動してLuna Ultraのカメラが自動で向きを変える仕組みです。完全ハンズフリーで自分目線の臨場感あるトラッキング撮影が行えるこのシステムは、まさに画期的なアイデアと言えます。

 付属の保護カバーは非常に頑丈な作りで、デリケートなレンズユニット全体をしっかりと覆う形状になっています。さらに回転式ディスプレイやコントロール部までガードできる他、専用の広角レンズやフィルターを2枚まで収納できます。側面には「Mic Pro」をクリップで固定できるスリットも用意されています。

photo 高いガード力を誇る保護ケースの安心感
photo グリップ上部(写真左側)の本体マイクと風防。撮影時に指で覆わないよう注意が必要

 手にした当初は「少しサイズが大きく、バッグの中でかさばるかもしれない」と感じたものの、高価な精密機器を運ぶためのアイテムであることを考えれば、このくらい頑丈さで安心感のあるサイズ設計であるべきだと納得させられます。

 これまた「発明だ!」と感じたのが、三脚ベース兼バッテリーハンドルの底面部です。通常の三脚穴に加えて金属製のワイヤパーツが格納されており、これを展開することで超小型のミニ三脚として機能します。

photo ギミックが隠されたボトムパーツの底面部
photo ワイヤ部を展開すると、Luna Ultraを自立させるミニ三脚に早変わり

 ジンバルカメラは縦長で上部に重いレンズ部があるため、どうしても重心が高くなり、屋外では風の影響を受けやすくなります。そのため、本格的なアウトドア撮影では別途しっかりとした三脚を用意するのが賢明ですが、平らな屋内などでサッと自立させて撮影する用途であれば、この内蔵三脚だけで十分に役目を果たしてくれます。

 Mic Proとの連携機能も非常に洗練されています。従来であれば専用トランスミッターやスマホアプリを立ち上げなければ変更できなかったマイクのボタン設定が、Luna Ultraの画面上から直接行えます。

 さらに、Bluetooth接続でありながら48kHzの高音質オーディオ伝送に対応している点も見逃せません。単に人の声を記録するだけであれば一般的なマイクでも事足りますが、楽器の演奏や周囲の環境音まで臨場感豊かなHi-Fiサウンドで残したい場合、このLuna UltraとMic Proの組み合わせはベストバイと言えます。

photo クリエイターキット付属のMic Proとペアリング。最大2台の同時接続に対応

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