1kg切り&OLED搭載で15万円台から! 高コスパモバイルPC「Swift Air 14」の実力を試す:MacBook Neo対抗?(3/3 ページ)

» 2026年07月14日 12時00分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]
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CPU性能はコア数なりだがモバイルでは十分 バッテリー駆動時間も長い!

 それではSwift Air 14をベンチマークにかけ、パフォーマンスを見ていこう。

 CINEBENCH 2026では、Multi Threadsが2243pts、Single Coreが559pts、Single Threadが412ptsだった。Multi Threadsについては、コア数はそこそこ多いがPコア2基というところが影響している。

 ただし、低電圧版の「U-SKU」については、新しい世代のCPUでもPコアは2基のまま増量されてはいない。新しい世代のCPUほど高クロック動作が可能になる点は別として、U-SKUである以上、マルチスレッドの性能レンジはこのあたりになる。

 一方で、最大4.8GHzとまずまず高クロックなので、Single CoreとSingle Threadのスコアは比較的高めの値だ。モバイルに求められる性能については十分に満たしている。

CINEBENCH 2026のテスト結果

 次は、ULのPCを総合的にテストするPCMark 10 Extendedだ。Overallは6240ポイントだが、そこは統合GPUの性能が主にGamingシナリオのスコアを下げているためだ。

 ホーム用途のEssentials、ビジネス用途のProductivityといったスコアを見ていけば、十分に高い性能であることが分かるだろう。

 Digital Content Creationについては、Photo Editingは十分に運用できるスコアであるが、Rendering and Visualizationは3D処理が中心のため、スコアはやや厳しい。Video EditingはGPU以外にストレージ回りも影響していそうだが、6000ポイント台のスコアを維持している。

PCMark 10 Extendedのテスト結果

 3D性能は、本製品にあまり求められないと思われるが、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」の結果を紹介しておこう。

 パネルのネイティブ解像度である1920×1200ピクセル、画質を標準品質(ノートPC)の場合、スコアが5636ポイントで評価が「普通」、平均39.02fpsだった。設定次第ではプレイ可能といったところだろう。参考までに、1280×720ピクセルに落として標準品質(ノートPC)なら平均60.7fpsが得られた。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークのテスト結果
3DMarkのスコアも参考までに掲載しておこう

 バッテリー駆動時間は、ディスプレイ輝度を最大、電源設定を「バランス」にした状態でPCMark 10 Modern Office実行時だと12時間32分だった。

 公称値は約9時間とされているため、それを上回る結果となった。ビジネス用途では余裕のバッテリー駆動時間と言えるだろう。それにスコアも7057ポイントと十分に高かった。

PCMark 10 Modern Officeでバッテリー駆動時間をテストしたところ、公称値よりも長い時間を記録した。99%の充電状態から、シャットダウンしたのが残量3%の時だった

薄型軽量&OLED搭載 予算20万以内で得られる高い満足度

 こうして見ると、Swift Air 14は特徴的なところがいくつもあった。

 まずスリムかつ軽量で軽快にモバイルできるノートPCだ。その上で、Core Ultra 7モデルで20万円切り、Core Ultra 5モデルなら16万円弱だ。それをメモリ16GBでストレージも512GBというスペックで実現している。ディスプレイパネルがOLEDというところも高い満足感を得られるだろう。

 コストパフォーマンスとのトレードオフと思われる部分もある。デザインや質感については、(十分に健闘しているものの)ここに多くのリソースを割いてはいない印象だ。シンプルなので嫌味がない、どんなシーンでも無難に使えるところはある。

 また、指紋認証やWindows Helloも省かれており、高速なUSB端子がなく、ACアダプターも大柄など、価格とのトレードオフとなっている部分も確かに見られる。

 もう1つ、CPUはCore UltraのU-SKUという点で、「V」や「H」と比べるとPコアが少なく、マルチスレッド性能は控えめだ。ただ、Core Ultra世代ゆえ同コア数モデルで比べれば、性能で大きく劣ることはない。

 Core Ultra世代内で比較すると、差が出るのはNPUだろう。最新のCore Ultraが40〜50TOPSであるのに対し、Core Ultra 7 155Uは11TOPSだ。ただ、ここもローカルAIが使えないわけではない。メモリが16GBあるので、これと統合GPU(とNPU)の組み合わせで実行できる。例えばProcyonのAI Image Generation BenchmarkのStable Diffusion 1.5 Lightで統合GPU使用時だと、680ポイントだった。

 PC価格が高騰している一方、では買い換え予算も10万、20万円アップできるかというと、なかなか難しいと思われる。多少はアップしなければならないのは仕方がないとして、限られた予算内で、ビジネスでの生産性アップを実現したいなら、ここで取り上げたSwift Air 14のバランスのよさに注目してほしい。

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