バッテリーの動作時間は、公称値で通常使用が最大20日間、GPSモードで連続31時間とされている。
実際の試用において、常時表示オフ/睡眠計測オン/24時間心拍計測(5分間隔)/各種通知オンに加え、1日約2時間GPSを使用するという環境で検証したところ、バッテリー消費は1日あたり約15%だった。このうちGPS動作による消費は2時間で約6%だったため、GPSを使わない日であれば1日あたり10%弱の消費となり、10日前後は持つ計算になる。
GPS単体の消費で見ると1時間あたり約3%となり、単純計算で連続約33時間動作する。これは公称のGPSモード31時間とおおむね一致する結果だ。毎日2時間GPSを使うようなヘビーな使い方でも1週間近く充電が不要という点は、数日おきの充電が前提となる一般的なスマートウォッチと比べて明確な利点だ。充電の手間を減らしたい人にとって、実用上の不満はないレベルと言えるだろう。
Amazfit Cheetah 2 Proは、デュアルバンド測位やオフラインマップ、乳酸しきい値テストなど、タイム短縮を狙うランナー向けの機能を一通り備えたモデルだ。
一方で、チタン合金とサファイアガラスによる高い質感と落ち着いたデザインにより、ランナー専用機にありがちな「平日のビジネスシーンでは使いにくい」という印象を払拭している。このデザインと機能性の両立こそが、本機の最大の特徴だ。
フルマラソンやハーフマラソンに向けて本格的にトレーニングしつつ、普段の仕事でも同じ時計をスマートに着用したいという人には、有力な選択肢となるモデルと言えるだろう。バッテリー持ちも良好で、充電の頻度を減らしたい人にも合っている。
逆にランニング系の専門機能を生かし切れないのであれば、7万4800円という価格はやや高価に感じるかもしれない。健康管理と通知機能が中心の用途であれば、より安価な「Amazfit Active」シリーズなどで十分だろう。
また、ロングトレイルなどより過酷な環境での使用を想定するなら、上位の「Cheetah 2 Ultra」(9万9800円)が候補に挙がるが、ロード中心のランナーであれば本機で十分に事足りるはずだ。
初代Cheetah Pro(5万9900円)からは1万4900円の値上げとなったが、チタン合金やサファイアガラスへの素材の刷新、そして測位/トレーニング機能の強化を考慮すれば、価格に見合うだけの進化はある。自身の走り方と予算に合わせて最適な1台を選んでほしい。
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