スマートグラスの利用シーンとして、どのようなものを思い浮かべるかは人それぞれだと思うが、「これは何?」と見ているものについて問いかける使い方は、いかにもスマートグラスっぽいと言えるだろう。
当然ながらカメラが必要になるので、この使い方はカメラ非搭載のEven G2では行えない。ただし、カメラを備えるということは、その分プライバシーなどに配慮する必要がある。Even Realitiesは、メガネにカメラを載せるのは時期尚早だとしてEven G2にはカメラを載せなかったという。この辺りは、各社の設計思想の違いが見えるところだ。
ということで、このシーンはRokid スマートAIグラスとRay-Ban Metaで試した。方法としては、目の前の製品のラベルから仕様を調べるというもの。使ったのは「Ninja Blast Max」というコードレスミキサーだ。
Rokid スマートAIグラスで「Hi Rokid、この製品の仕様を教えて」と尋ねると、AIが製品ラベルからそれらしい製品をネットで検索し、仕様を提示した。ただし、製品ラベルの文字が小さいためか、型番を完全には読み取れず、違う型番の製品として検索していた。
文字が読み取れないとは言わず、AIが推測して補完してしまった形だ。ハルシネーションを起こしたと言っていいだろう。
ラベルを読み取り、ネットから仕様を探してきたが、実際には別製品の仕様だ。正しい型番は「BC251GJY」だが、「BC151JGY」と認識しているようだ。なお、Rokid スマートAIグラスは、ディスプレイ内の表示とカメラ画像を重ねてスクリーンショットを撮ることができる。こういう場合には便利な機能だRay-Ban Metaに関しては、そもそもラベルの読み取りは行わず、携帯用のミキサーだと返してきた。部分的に文字は読み取っていたので、ラベルがもう少し大きければ違った結果になるのかもしれない。
続いて、遠くに見える東京スカイツリーを見ながら「あれは何?」と質問してみた。Rokid スマートAIグラスは、こちらの意図通り「東京スカイツリー」だと回答した。
一方、Ray-Ban Metaは見えている景色に関して説明し、「あの塔は何?」と質問を重ねたところ「東京スカイツリー」と回答した。
全体的に、Rokid スマートAIグラスの方が、こちらの質問意図をくみ取る能力が高そうだ。また、Rokid スマートAIグラスはディスプレイを搭載しているので、細かな数値も把握しやすい。
Ray-Ban Metaは、音声で読み上げてくれるが数値などは集中していないと聞き逃す可能性もある。とはいえ、どちらの製品もスマホのアプリで後から確認は可能だ。
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