スマートグラスの利用方法として、よく挙げられるものの1つがナビゲーションだろう。ディスプレイにマップを表示しながら歩けるのは、いかにも未来感がある体験だ。ただ、当然ながらこの利用方法にはディスプレイが必要となる。
そのナビゲーションだが、Rokid スマートAIグラスもEven G2も右側に簡易な地図、左側に進路表示といったもので、表示自体は似たような感じになる。とはいえ、Rokid スマートAIグラスの方が表示は見やすい。Rokid スマートAIグラスは、Googleマップを利用しているので、その辺りも関係しているのかもしれない。
ディスプレイを搭載しないRay-Ban Metaだが、米国を中心に音声でのナビゲーションに対応している(日本ではまだ利用できない)。
見ているものを同じ視線で撮影できるのも、カメラ搭載スマートグラスの特徴といえる。そこで、いくつかの写真をスマートフォンと撮り比べてみた。
最後に、AI関連のサブスクリプションに触れておきたい。3モデルの中で、この点に条件が付くのはRokid スマートAIグラスだけだ。
Rokidによると、89言語のオンライン翻訳とAI音声文字起こし、そしてGoogle ナビゲーションは、2027年4月1日以降、ポイントを消費して利用する仕組みになるとのこと。毎月100ポイントが無料で付与され、これを超えて使う場合は月額のサブスクリプションかポイントの追加購入が必要になる。
今回試した中では、シーン2の翻訳とシーン3のナビゲーションがこれに当たる。AIビジュアル検索や音声操作など、それ以外の機能は現時点では無料で利用できる。
一方のEven G2は、現時点でサブスクリプションが必要な機能はない。Even Realitiesの創業者兼CEOのウィル・ワン(Will Wang)氏は以前、現行の機能を全て無料のまま維持すると述べていた。より賢いモデルや高度な機能は有料オプションとして検討しているものの、ハードウェアを買った人がサブスクリプションなしで十分な体験を得られることが前提とのことだ。
Ray-Ban Meta(Gen 2)についても、追加料金やサブスクリプションの案内は確認できなかった。すぐに差が出るわけではないが、長く使うことを考えるなら、本体価格とは別にコストがかかりうる点は頭に入れておきたい。
Rokid スマートAIグラスのバッテリー容量は210mAhで、公称では機能を使いディスプレイに文字を表示させた状態で約2時間弱とされている。実際にリアルタイム翻訳や字幕、ナビゲーションなどでディスプレイを表示したままにしておくと、1分で1%のペースでバッテリーが減っていく。20分で80%まで回復する急速充電に対応しているが、こうした使い方をするのであれば、別売のカプセル充電器(1万6390円)を併用した方がいいだろう。
同じくディスプレイを搭載しているEven G2では、会話サポートやライブ翻訳でディスプレイを表示したままにしていても、10分で約1%のバッテリー消費にとどまった。
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