DeepSeekは9月10日、マルチモーダル対応の新モデル「DeepSeek-V4.1-Flash」を公開した。Hugging FaceでMIT Licenseの下に配布されるオープンウェイトモデルで、同社のAPIでも同日から提供が始まっている。
Mixture-of-Experts(MoE)構成で、バックボーンのパラメーター数は5520億(552B)だ。「Causal Encoder-Decoder(CED)」と呼ぶアーキテクチャを採用しており、40層のTransformerを20層のcausal encoderと20層のdecoderに分けた構成となっている。
これによりトークンあたりのアクティブパラメーターは、入力処理(prefill)時が80億、出力(decode)時が160億にとどまるという。コンテキスト長は最大100万トークンで、画像とテキストをそのまま入力できる。事前学習には45兆トークンのマルチモーダルコーパスを使ったとのことだ。
KVキャッシュの圧縮も進めている。FP4でのKVキャッシュ保持などにより、グローバルKVキャッシュは1トークンあたり890バイトとなり、前世代のDeepSeek-V4-Flashのおよそ4分の1にあたるとのことだ。Xの投稿では、必要とするHBMが4分の1、SSDストレージが8分の1で済むと説明している。
APIでは「deepseek-flash」として提供される。100万トークンあたりの価格はピーク時で入力0.3ドル(キャッシュミス時)、出力1.2ドルで、オフピークはその半額となる。
同社は、V4.1-Flashがパフォーマンス、コスト、速度、総実行時間でV4-Proを上回ったと説明している。これを踏まえ、上位モデル「V4-Pro」は段階的に廃止する方針だ。9月14日午後1時(日本時間)以降、deepseek-v4-proへのリクエストはV4.1-Flashへルーティングされ、V4.1-Flashの料金で課金されるという。
Microsoftは9月4日、開発者向けに構成済みのWindows環境「Project Zenith」を発表した。64GB以上のユニファイドメモリと毎秒250GB以上のメモリ帯域幅を備えた開発者向けデバイスで利用できる。
最初に提供されるのはAMDの「Ryzen AI Halo」で、その後、数カ月かけてOEMやシリコンパートナーの機種にも広げるという。Ryzen AI HaloはAMDが5月に発表した開発者向けのコンパクトなプラットフォームで、Ryzen AI Max+ 395と最大128GBのユニファイドメモリを組み合わせたものだ。
Project Zenith搭載機では、言語やランタイム、ソース管理、生産性向けのツールがあらかじめ導入される。Windows TerminalとVisual Studio Codeは既定でタスクバーにピン留めされる。
Windowsの設定も開発向けに調整されており、エクスプローラーでは拡張子と隠しファイル、タイトルバーのフルパス、詳細ウィンドウが表示され、長いパスのサポートが有効になっている。最近使ったファイルやフォルダー、同期プロバイダーの通知はオフだ。検索とスタートではコマンドパレットが有効になり、スタートメニューのヒントとアカウント通知はオフになる。
これらのデバイスでは、300億(30B)を超えるパラメーターのモデルをローカルで、従量課金なしに実行でき、クラウドのトークン課金への依存を減らせるとしている。加えて、Build 2026で示したエージェント向けの基盤も初日から利用できるという。
また、これらにはOSレベルのID管理や、Microsoft Execution Containers(MXC)による封じ込めが含まれる。
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