既報の通り、VAIOが9月10日、新型ノートPC「VAIO T」を発表した。4月に発表された「VAIO SX14-R」「VAIO Pro PK-R」のCore Ultra シリーズ3プロセッサモデルをベースに、2016年に登場した「VAIO Z」以来となるフリップディスプレイを組み合わせたモデルだ。
VAIO Tは、新しいスタイルや体験を提供する「VAIO Next」シリーズの第1弾製品で、2025年に新たな親会社となったノジマから提案を受けて商品化に至ったという。両社の言葉を借りると、「ノジマチーム」による新製品だ。
そう聞くと、1つの疑問が湧いてくる。なぜノジマは“フリップ型”の2in1 PCを提案したのだろうか?
今回のVAIO Tは約10年ぶりのフリップディスプレイ搭載モデルだが、ソニー時代の製品まで範囲を広げると、さらに3年前の2013年に誕生した「VAIO Fit A」シリーズまでさかのぼる。思えば、ソニーが会社分割でPC事業をVAIOに承継する直前に発売したソニー“最後”のVAIOの1つも、VAIO Fit Aだった。
2013年11月に発売されたVAIO Fit Aシリーズは、左から13.3型(VAIO Fit 13A)、14型(VAIO Fit 14A)、15.5型(VAIO Fit 15A)の3サイズが用意されていた(2014年春モデルで11.6型のVAIO Fit 11Aも追加された)法人としてのVAIOが発足した後、同社は2015年にフラグシップノートPCとして新しい「VAIO Z」を投入した。このVAIO Zも、VAIO Fit Aシリーズと同様のフリップヒンジを備えていた。2016年1月にCPUを世代交代したマイナーチェンジモデルが登場し、フリップヒンジの“ない”構成も登場したが、フリップ構成も健在だった。
フリップヒンジは、VAIO Zの2015〜2016年モデルをもって新規採用が終わり、このまま消えてしまうかに思われた。
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