ブラザー販売は10月7日、イベントスペース「BPM」(東京・世田谷区)にて、スマートフォン専用ラベルライター「P-TOUCH CUBE」(ピータッチキューブ)シリーズの10周年を記念した新製品「PT-P320BT」を発表会した。
価格はオープンプライスだが、直販サイト「ブラザーダイレクトクラブ」での販売価格は6600円となっている。販売開始時期は10月28日の予定だ。
本稿では、発表会および収納王子コジマジックさんなど豪華ゲストを迎えたトークショーの模様と、実機のファーストインプレッションをお届けする。
今回発表されたPT-P320BTは、2016年に登場した初代エントリー機「PT-P300BT」の後継モデルにあたる。カラーバリエーションはホワイトとラテの2色展開で、対応テープ幅は3.5〜12mm(TZe規格)、印刷解像度は前モデル同様180dpiだ。エントリーモデルのためオートカッターを搭載しておらず、印刷後にボタンを押して手動でカットする。
前モデルからの最大の進化点は、電源関連が中心だ。従来機は単四形アルカリ乾電池6本(または別売のACアダプター)で駆動していたが、本機ではユーザーからの要望が多かった充電式とし、リチウムイオン充電池を本体に内蔵した。さらに充電インタフェースにはUSB Type-Cを採用し、電池交換の手間を解消している。
なお、充電池に半固体電池やナトリウムイオン電池などではなくリチウムイオンバッテリーを採用したことについて、ブラザー販売 商品企画部の桃山みなみさんは「価格を抑えるという意味もあったが、これまで他のモデルで採用してきた実績もある。さらに、リチウムイオンバッテリーの製造元も選定に選定を重ねた。安心して使ってもらいたい」とコメントしていた。
本体サイズは約117(幅)×59(奥行き)×115(高さ)mm、重量は約415g(充電池含む)に抑えられており、バッテリーを内蔵しながらも従来機同等の極めてコンパクトなサイズ感を維持している。
ボディーの構造も見直された。テープカセットの交換口は、従来の側面カバーを丸ごと取り外す方式から、本体に取り付けたまま開閉できるヒンジ式ドア構造へと変更された。これにより、カバーの紛失や落下を防ぎ、片手でもスムーズにテープ交換が行えるよう配慮されている。
桃山さんは、開発の背景について「世間では物価高が騒がれる中、10年ぶりの刷新だからといって現行モデルから価格を引き上げることはしたくなかった。ブラザー工業とブラザー販売が協力し、開発設計から部品調達、生産に至るまで企業努力を重ねることで、税込6600円という価格据え置きを実現した」と語った。
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