DJIは、ハイエンドジンバルカメラ「Osmo Pocket 4P」の新色パールホワイトモデルを、10月20日に発売しました。価格はスタンダードコンボが9万9000円、Vlogコンボが11万3300円です。6月の発表時から予告されていた白いモデルが、いよいよ手に入るようになりました。
実は筆者、6月にDJIのグローバル本社で白いOsmo Pocket 4Pを一足先に見てきました。実機レビューも行っているので、あわせてご覧ください。
ガジェットの色といえば、やはり王道は黒です。ただ、筆者の周囲では、白いモデルを好む人が年々増えているように感じます。Osmo Pocket 4Pの発表時にも、友人から「白いモデルが出るまで待つ」「本当は白が欲しいけれど、今すぐ4Pを使ってみたいから悩む」といった声が上がっていました。性能が同じなら、毎日持ち歩くものは好きな色で選びたい。そう考える人は多いのでしょう。
思い返せば、2世代前のDJI Pocket 2にもサンセットホワイトモデルがありましたよね。黒いDJI Pocket 2を持っていた身としては、「白い方がいいなあ!」と、買い替えたい衝動に強く駆られたものです。
ここで、Osmo Pocket 4Pの特徴を簡単に振り返ります。
最大の特徴は、レンズを縦に並べたデュアルカメラヘッドです。広角側は1型センサーで焦点距離20mm相当、望遠側は1/1.28型センサーで60mm相当(いずれもフルサイズ換算)を担当します。広角と3倍望遠を切り替えても構図がずれにくく、編集を前提とした撮影にも向いています。
ズームは最大12倍で、ボタン操作で素早く被写体に寄れます。最大4倍だったOsmo Pocket 4から、望遠方向が大きく伸びました。ズームした状態でも被写体を追尾するActiveTrackが使えるので、運動会やスポーツの撮影でも頼りになります。
画質面では、LOFIC技術によって白飛びを抑え、広角側で17ストップのダイナミックレンジを実現しています。逆光や夜景など明暗差の大きい場面でも、階調を残しやすいのが強みです。
この広いダイナミックレンジを最大限に生かすには、10-bit D-Log 2によるLog撮影が必要です。ただし、撮影後にカラーグレーディングを行う手間が増えます。DaVinci Resolveなどでの色調整作業に慣れている方なら問題ありませんが、動画に強いコンデジ代わりに手に入れたいという方には、ハードルが高く感じられるでしょう。
とはいえ、もっと手軽に好みの色合いへ仕上げる方法もあるんです。それが、ノーマルの10bitカラーモードと6種類のフィルムトーンフィルターの組み合わせです。
低彩度でドキュメンタリーや雑誌のような仕上がりになる「Cool White CC」、高彩度で雰囲気のあるビンテージ調の暖色を表現する「Negative NC」、エアリーで自然な「Fresh」、人物や温かみのあるシーン向けの「Warm」、フィルムの質感とライティングを再現する「Cinema」、ノスタルジックな「Retro」と、方向性はさまざまです。適用量は30/50/70/100%から選べるので、色味を少しだけ寄せるといった調整も手軽にできます。
撮影した映像は、そのままスマートフォンへ送れます。カメラとスマートフォンを一度ペアリングしておけば、カメラの電源がオフでも自動で接続し、選んだ映像をバックグラウンドで転送します。転送対象は写真、Live Photos、お気に入りの動画、全ての動画から選べ、期間も「すべて」「過去1日分」「過去1週間分」から指定できます。移動中や食事の待ち時間に転送が済むので、撮ってすぐSNSに投稿するといった使い方も可能です。
Logで撮影してPCやタブレットの高機能な動画編集アプリでじっくり仕上げるか、フィルムトーンで手軽に仕上げるか。この自由度の高さも、Osmo Pocket 4Pの魅力です。
“縦2眼”で広角20mmから望遠120mmまでカバーするジンバルカメラ「DJI Osmo Pocket 4P」を試す
白い「Osmo Pocket 4P」をDJIのグローバル本社「Sky City」で見てきた ハッセルブラッドを統合する真の狙い
DJIの最新スマホジンバル「Osmo Mobile 8P」は画面付きリモコンと360度回転で死角なし
DJI初の360度カメラドローン「DJI Avata 360」実機レポ 多彩な8K空撮、これは“空飛ぶOsmo 360”だ
ライカ共同開発の2眼ジンバル「Insta360 Luna Ultra」レビュー 12倍望遠、画面分離ギミックを持つ片手8KカメラCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.