DJIによると、Osmo Pocket 4Pのパールホワイトは、天然マイカと合成マイカの層に柔らかなマット仕上げを組み合わせたそうです。お借りした実機は、まさに真珠のように、光がボディーの内側からにじみ出るかのような透け感をたたえ、控えめで上品な質感に仕上がっています。
触れてみると、グリップ部もカメラヘッドも滑らかで、陶器の釉薬(ゆうやく)を思わせる手触りです。それでいて、つるつると滑るわけではありません。指先にしっとりとなじみ、握ったときには程よいグリップ感があります。
手に持って操作するカメラだからこそ、この絶妙なグリップ感には頼もしさすら覚えますね。
なお、従来のクラシックブラックは一部が梨地仕上げです。一般的なミラーレスカメラなどよりはきめ細かいものの、手触りは明確に異なります。また、グリップ力、つまり摩擦はクラシックブラックの方がやや大きめです。
カメラとしてどちらの手触りが好ましいかと問われれば、触り慣れたクラシックブラックに軍配が上がります。とはいえ、滑りやすさが気になっても、ストラップを手首に通しておけばアスファルトへの落下はまず避けられるので、心配はいらないでしょう。
個人的に気に入ったのは、側面に入った「Osmo Pocket 4P」の銘です。白いボディーに銀で「Osmo Pocket」、赤で「4P」と記されており、特に4Pの文字が映えています。黒と白のどちらも、録画ボタンには赤いリングをあしらっていますが、やはり白いボディーに赤のワンポイントはよく目立ち、印象に残ります。
クラシックブラックはプロフェッショナルな機材らしい質実剛健な印象が強く、パールホワイトはファッショナブル。これは純粋に好みの問題です。自分の相棒にするならどちらがよいか、選ぶ楽しさがありますね。
今回試用したのは、本体に補助ライト、ハンドル、キャリーポーチが付属するスタンダードコンボです。加えて、黒いNDフィルターセット、ブラックミストフィルター、広角レンズも用意しました。前回のOsmo Pocket 4P実機レビューでは触れられなかった、各フィルターや広角レンズを使って撮影した映像を紹介します。
なお、これらのアクセサリーにもホワイトモデルが登場するようなので、白でコーディネートを統一したい方も安心ですね。
NDフィルターセットは、ND16(4段減光)、ND64(6段減光)、ND256(8段減光)の3枚1組です。光量を減らすことで、日中でもスローシャッターを使えるようになります。こちらはNDフィルターなしの映像です。
ND256フィルターを装着してみました。フィルターなしの映像では水面がかなり白飛びしていましたが、さすがは8段減光。光量が1/256になるため、露出をオートのまま撮影すると、このように暗くなります。
次に、フレームレート(1秒あたりのコマ数)を、シネマライクな映像を撮るときに使う24fpsに設定してみましょう。日中なので、NDフィルターを付けていないとシャッタースピードは1/800秒となり、全てのフレームがパキッと止まった状態で記録されます。
ND16フィルターを装着すると、シャッタースピードは1/50となり、動きの速い被写体にブレが生まれます。このブレが、映像に映画のような躍動感を与えてくれるんですね。
続いて、フレームレートを60fpsに設定します。露出をオートにして、シャッタースピードがどう変化するかを確かめてみましょう。こちらはNDフィルターなしの映像です。
同じ環境でND64フィルターを装着すると、シャッタースピードが大きく落ちました。60fpsであっても滑らかさは皆無で、ガクガクした映像になります。その代わり、橋の上を歩く人物がブレて、存在感が薄まります。
ミュージックビデオ(MV)などの映像作品で、人物や光の軌跡が残るシーンを見たことはないでしょうか。NDフィルターを使いこなせば、ああしたシャッタードラッグ(スローシャッター)撮影にも挑戦できます。
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