ブラックミストフィルターは、画面全体のシャープさを大きく損なわずに光を柔らかく拡散させ、映像のコントラストを穏やかにする効果があることから、女性のポートレート撮影の現場で大活躍しています。こちらも使ってみましょう。
ブラックミストフィルターの効果が分かりやすいのは、点光源の多いシーンだと個人的には感じています。まずはフィルターなしの映像をご覧ください。
フィルターを装着すると、光の一粒一粒がふわっと幻想的に拡散していきます。映画のような、しっとりとした雰囲気を演出できるのです。デジタルらしい硬さが薄れ、アナログっぽいルックになるのも面白いですよね。
さらに、ブラックミストフィルターは、男性の肌を撮るときにも効果的なんです。こちらは純正の補助ライトを使って撮影したものです。
夜景シーンで低照度モードを使ったため、もともとスムージングがかかったような見た目ではありますが、ブラックミストフィルターを付けることで、肌のしわや照り、時々見える細かな毛穴まで、うまくなじませてくれます。
20mmという広い画角を備えるOsmo Pocket 4Pですが、もう少し広い範囲を撮りたいこともあります。後ろに下がって引きで撮ればよいと思っていても、撮影場所が意外と狭く、下がれないこともあるでしょう。
そんなときに活躍するのが広角レンズ(8800円)です。焦点距離は15mm前後で、スマートフォンの超広角カメラに近い画角が得られます。
まずは通常の広角映像をご覧ください。改めて実感するのは、Osmo Pocket 4Pの広角映像・写真のクオリティーの高さです。これほど小さなシステムでありながら、ゆがむことなく、水平線も垂直線もビシッと決まっています。
広角レンズを装着してみました。本来のレンズに、さらに広角化するコンバージョンレンズを組み合わせるため、樽型のひずみが生じますが、それでも確実に画角は広がります。常用はしないとしても、ケースに入れておけばいざというときに便利です。
ところが面白いことに、歩きながら撮影していると、あまり差が分からないんですよね。
上の2つの映像は、2台のOsmo Pocket 4Pを顔から同じ距離になるよう持って撮影したものですが、よく見比べないと広角化の効果が分かりにくいのです。自撮りの際は、長めのグリップや自撮り棒、コンパクト三脚などを使って、カメラヘッドと顔の距離を離すよう心掛けるとよいかもしれません。
Osmo Pocket 4Pは、いろいろな場所へ持ち歩きたくなるカメラです。時には、汚れやすい場所で使いたくなることもあるでしょう。表面は滑らかなマット仕上げとはいえ、一度汚れが染み付いてしまうときれいにするのは大変ですし、悲しい気持ちにもなります。
スタンダードコンボにはキャリーポーチが付属します。ただ、筆者がパールホワイトを使うなら、もう少し大きなポーチに替えたうえで、マイクロファイバーなど吸水性のある起毛素材で作られたコンデジ用のラッピングクロスで包んで保護するでしょう。汚れたらすぐに拭き取れる体制を整えておきたいのです。
何にせよ、白いモデルの登場は大歓迎です。これから黒と白を選べる皆さんが、うらやましいですね。
“縦2眼”で広角20mmから望遠120mmまでカバーするジンバルカメラ「DJI Osmo Pocket 4P」を試す
白い「Osmo Pocket 4P」をDJIのグローバル本社「Sky City」で見てきた ハッセルブラッドを統合する真の狙い
DJIの最新スマホジンバル「Osmo Mobile 8P」は画面付きリモコンと360度回転で死角なし
DJI初の360度カメラドローン「DJI Avata 360」実機レポ 多彩な8K空撮、これは“空飛ぶOsmo 360”だ
ライカ共同開発の2眼ジンバル「Insta360 Luna Ultra」レビュー 12倍望遠、画面分離ギミックを持つ片手8KカメラCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.